アメリカのスターバックスであの「禁止事項」を破った客が、サービスを拒否されるよりも痛い目を見ることに…。些細なことで悪態をついてしまったがために、世界中に恥をさらすことになってしまった。(フロントロウ編集部)

スターバックスでルールを破った客が“さらし者”にされる

 つい先日、アメリカのカリフォルニア州サンティーにある世界的コーヒーチェーン店のスターバックスで、店員からマスクの着用を促された客が指示を無視した挙句、「私がドナルド・トランプ大統領の支持者だから差別してるんだろ!」「ファック、ブラック・ライヴズ・マター(※)」などと悪態をつき、店内が緊迫した空気に包まれる出来事があった。
※アメリカ国内で黒人に対する人種差別の撲滅を訴え、警察による行き過ぎた暴力の行使に抗議する社会運動のこと。

 アメリカのスターバックスは店員と客のマスク着用を義務づけており、本来であれば“サービス拒否”をされてもおかしくない状況だったが、店員は「次に店にお越しになる際はマスクを着用してください。でないと、次回はサービスを提供できません」と“忠告”するにとどまり、この女性客の要求にこたえてあげた。

画像: ※イメージ写真です。

※イメージ写真です。

 しかし、腹の虫の居どころが悪かったのか、マスクの着用を促されたことがよほど気に入らなかったのか、女性客は黙るどころか「ノー。だって法律で定められてるわけじゃないし。違法じゃないって証拠に刑法を見せたっていいよ。(新型コロナは)ただのでっちあげ。ここはアメリカなんだから、あんたに言われた通りになんてするもんか!」と逆上。さらに「トランプ、2020!」と吐き捨てて店を去って行った。

 後日、女性客の対応にあたった店員が、ツイッターに「これが私の職場での1日」というコメントを添えて、第三者が撮影した女性客とのやりとりをおさめた動画をアップしたところ、瞬く間に拡散。

動画を見て気づいた方も多いと思うが、“新型コロナウイルスなんて存在しない”と息巻いていたわりに、一応、あごの下にずらした状態でマスクをしていたのがなんとも皮肉である。

 おとなしく店員の指示に従ってマスクをしていれば、全世界に醜態をさらされることはなかったのに、忠告を無視したうえに暴言を吐いたことで、サービスを拒否されるよりも恥ずかしい思いをすることになってしまった。

 ちなみに、今回の騒動についてスターバックス側は「私たちのパートナーとお客様が快適な環境を育むことを望んでいます。(女性客の)この行動は私たちの店で歓迎されるものではありません。私たちが今最も関心を寄せているのは、このような難しい状況において、落ち着いて対応にあたったパートナーをサポートすることです」と、攻撃的な客に対し冷静に対処した店員を称える声明を発表している。(フロントロウ編集部)

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