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大ヒット映画『ワイルド・スピード』に登場するルーク・ホブスは、もともとドウェイン・ジョンソンではなくトミー・リー・ジョーンズが演じる予定だったことを知っている?(フロントロウ編集部)

スピンオフ『スーパーコンボ』も作られた人気キャラ

 『ワイルド・スピード』シリーズは2001年から続く大人気カーアクション映画。日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれ、8作品が公開されている。シリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年に公開予定。

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 ドウェイン・ジョンソンはそんなシリーズに、5作目の『ワイルド・スピード MEGA MAX』から参加。彼の演じるルーク・ホブスは瞬く間に人気となり、2019年にはスピンオフ作品である『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開された。同作でドウェインは制作側にも加わり、すっかりファミリーの顔に。

 ホブスは、アメリカ外交保安部(DSS)の凄腕捜査官。力強い肉体と、手段を問わない過激な正義感で多くのファンを魅了している彼だけれど、実は元々トミー・リー・ジョーンズが演じる予定のキャラクターだったことを知っている?

ルーク・ホブスのキャスティング

 スキンヘッドとマッチョな体つきが特徴的なルーク・ホブスだけれど、もともとそのキャラは、日本でも人気の俳優、トミー・リー・ジョーンズのために作られたものだった。

画像1: ルーク・ホブスのキャスティング

 トミーは、映画『メン・イン・ブラック』や『ナチュラル・ボーン・キラーズ』などに出演し、1993年の映画『逃亡者』でゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞の助演男優賞を獲得した名俳優。日本好きとしても知られており、2006年からは日本のメーカー、サントリーのコーヒー『BOSS』のCMに出演し続けている。

 主人公であるドム役のヴィン・ディーゼルは、自身のフェイスブックで、ホブスの役割はもともとトミーのために書かれたものであったことを明かした。ヴィンによると、彼が5作目の『ワイスピ』を制作していた頃に、ファンに「誰と一緒にやるべきか?」と質問したそう。それに対してある少女がドウェインの名前を挙げて、「あなたたちが大きなスクリーンで一緒に働く姿が見たいと思っている」と綴ったそうで、それがきっかけで、元々トミーのために書かれた役がドウェインに渡ったのだという。

画像2: ルーク・ホブスのキャスティング

 トミーはドウェインより25歳年上で45キロ体重が少ないため、もしホブス役になっていたら全く違うキャラクターになっていたはず。一方ドウェインは、同作への出演を足がかりに、現在はハリウッドで最も稼ぐ俳優にまでキャリアアップしている。あるファンのひと言が、多くの人や作品の命運に影響した一件だった。(フロントロウ編集部)

※本記事には一部記載に誤りがあったため修正をいたしました。Facebookでホブスの役割の秘話を明かしたのはヴィン・ディーゼルです。

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