ハリのある肌に導くスキンケア術
加齢とともに失われ始める肌のハリや弾力。でもスキンケアによって、そのハリを取り戻したり、維持することができるという。そのカギを握るのが、おなじみの美容成分であるコラーゲン。コラーゲンは、もともと体内で自然につくられる成分であるものの、20代からその量が徐々に減少し、それによって肌のハリや弾力が低下気味に。となれば、サプリやスキンケアでコラーゲンを取り入れて補給すればいいように思えるけれど、一筋縄ではいかないのだという。

モデルのロージー・ハンティントン・ホワイトリーなど多くのセレブから信頼される有名皮膚科医のデニス・グロス医師は、「飲むタイプや塗るタイプのコラーゲンは人気があるけれど、これは取り入れれば直接的に皮膚のコラーゲン量が増えるものではない」と米Wmagazineでコメント。塗ることで肌を保湿してくれたりはするものの、ダイレクトにコラーゲンが補えて肌のハリがアップするわけではないという。
では、どうしたら肌のコラーゲンは増やせるのだろうか?
ビタミンCやレチノール入りのスキンケア製品を選ぶ
医師が勧めるコラーゲンを増やす方法は、コラーゲンの成分を直接取り入れるのではなく、肌がコラーゲンをつくるのを助ける成分を取り入れること。

グロス医師は、「ビタミンCやレチノールには、肌自身がコラーゲンをつくるのを助けたり、その生成を促したりする働きがある」と話し、ビタミンCやレチノールが含まれるスキンケア製品を使うことをオススメ。これらが入ったスキンケアを取り入れることにより、コラーゲンがたくさんつくられるようになり、肌のハリや弾力のアップが期待できると話した。
また、LEDを搭載した美顔器を取り入れることもオススメだという。グロス医師いわくLEDには、コラーゲンをつくり出す細胞を活性化させる働きがあるため、美顔器を使って肌にあてることでハリのある肌に近づけてくれるそう。
そして忘れてはいけないのが、コラーゲンが過剰に減少するのを防ぐために重要なUVケア。グロス医師は、「紫外線のダメージはすさまじく、これを浴びることでコラーゲンが破壊されてしまうんだ」と話し、ハリの低下を防ぐためには、増やすだけでなく減らさない努力も必要だとアドバイスした。
肌の弾力やハリ不足が気になってきたら、プロのアドバイスを参考にコラーゲンをつくるスキンケアを始めてみては。(フロントロウ編集部)