マイリー・サイラスが約3年ぶりとなるニューアルバムをリリース
マイリー・サイラスが、ニューアルバム『プラスティック・ハーツ（Plastic Hearts）』を11月27日（金）に発売することを発表。本作は、2017年にリリースした前作『ヤンガー・ナウ』以来、およそ3年ぶりの新作となっている。
マイリーはリリースの発表に際して、インスタグラムにファンに宛てたメッセージを投稿。2年前から制作に取り掛かり始めたことを明かした上で、完成しようとしていた矢先に、2018年に居住地であるカリフォルニアのマリブを襲った大規模な山火事で自宅を焼失し、すべてを失ってしまっていたことを告白した。
マイリーはその中でも自分自身を見つけ出すことができ、通算7作目となるアルバムを完成させることができたという。以前、マイリーはニューアルバムのタイトルについて『She Is Miley Cyrus（シー・イズ・マイリー・サイラス）』になると語っていたものの、最終的には『プラスティック・ハーツ』というタイトルでリリースされる。
本作には、8月にリリースしたシングル「ミッドナイト・スカイ」のほか、ライヴ音源2曲を含む全15曲が収録される。
「ミッドナイト・スカイ」は、これまでショーン・メンデスやカミラ・カベロなどに楽曲を提供してきたグラミー賞受賞プロデューサーのアンドリュー・ワットが手掛けた、80年代のエレクトロポップを思い起こさせる楽曲。同曲のメッセージでもある、自分のストーリーを自分で伝えることの大切さを表現するために、マイリー自身がミュージックビデオの監督を務めたことでも話題となった。
ミュージックビデオの撮影にあたって、フリートウッド・マックのボーカルであるスティーヴィー・ニックスやブロンディのボーカルのデボラ・ハリーなど、強い女性アーティストからインスピレーションを受けたとコメントしたマイリー。9月にオンライン上で開催されたiHeart Radio Music Festivalでは、そのインスピレーションの1人であるデボラ率いるブロンディの「ハート・オブ・グラス」をカバーし、そのライヴ音源が新作に収録されることが決定。そして、10月16日から18日にかけて開催された、インディペンデントなライヴ会場の支援を目的としたオンライン開催のSave Our Stages Festivalにてカバーしたばかりの、女性ボーカリストの故ドロレス・オリオーダン率いるザ・クランベリーズの「ゾンビ」のライヴ音源も収録される。
それぞれのカバー音源はこちら。
先月、マイリーはニューヨークでデュア・リパとミュージックビデオの撮影に臨んだことが報じられており、新作にはデュアとのコラボ曲も収録されるのではないかと噂されているものの、現時点でトラックリストの詳細は明らかになっていない。（フロントロウ編集部）
