『TWD』シーズン10にはボーナスエピソードがある
シーズン10最終回がついに放送され、現在はシーズン10のボーナスエピソードが撮影中のドラマ『ウォーキング・デッド』。6エピソードからなるボーナスエピソードは、最終章となるシーズン11の放送を待つファンを楽しませるものであり、新型コロナウイルスの影響がある中での撮影を意識した構成になっていることが、ショーランナーのアンジェラ・カンによって明かされていた。
そんなアンジェラが、ニューヨークコミコンでさらなる詳細を語り、ドラマファンだけでなく原作ファンも喜ばせている。というのも…?
「最高のキャラクター達を本当に深掘りするという、『ウォーキング・デッド』の別の伝統的な路線で行くことにした。それもまた『ウォーキング・デッド』というものだと思うし、みんなもそういったものを楽しんでくれるといいね。もちろん、たくさんの原作コミックファンが長年待ち望んでいたストーリーも用意したし、脚本も素晴らしい。だからストーリーを違った方法でもったいぶって出すことができる」
ボーナスエピソードではニーガンの過去を深堀りか
原作ファンが長年待ち望んでいたストーリーというのは、なんなのか? そんなファンにさらにヒントを与えるかのように、アンジェラはこう一言。
「『Here's Negan』のファンはもう少しでハッピーになる」
ということは、悪役ながら超人気のキャラクターであるジェフリー・ディーン・モーガンが演じるニーガンの過去! 原作者のロバート・カークマンは、『ウォーキング・デッド』とは別に、ニーガンがメインの単独コミックとして『Here's Negan(原題)』を2017年に全米で発売し、大きな盛り上がりを見せた。原作ファンの間でも、ドラマファンの間でも人気の高いニーガンの過去を描くとなれば、見逃せないものとなることは確実。
ドラマではシーズン8で、ニーガンがゲイブリエルに妻のルシールとの思い出と彼女への懺悔をこぼすシーンがあるけれど、そこまで深掘りはされていない。アンジェラはボーナスエピソードについて、「マギーとニーガンの関係を見ることになるし、ダリルとキャロルや、みんなが過去にどうしていたかに関係する話が多くある」と話していたことから、過去というのはマギーがいなくなっていた数年間などを指しているのかと思われていたけれど、ニーガンの過去にも触れられるよう。
6エピソードという限られたなかで、どのように各キャラクター達を深堀りするかに注目が集まるけれど、シーズン2から本シリーズに出演するマギー役のローレン・コーハンは「橋渡しの最初のエピソードは、私としては、これまでの『ウォーキング・デッド』で最も興奮した回だよ」と話していることから、期待して良さそう。(フロントロウ編集部)