※この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で印象的なシーンを演出したベネディクト
2008年公開の映画『アイアンマン』から続いているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のシリーズの一つの節目となった重要で、歴代興行収入の記録を更新するなど、世界中の多くのファンを惹きつけた2019年公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
本作では、最強の敵であるサノスと決着をつけるシーンが描かれており、ご存知の通り、最後はロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スターク/アイアンマンが自らを犠牲にしてサノスを倒す。トニーは、MCUのヒーローたちが結集した大規模な戦闘シーンのクライマックスで、宇宙を支配するために必要なインフィニティ・ストーンを6つすべて集めたサノスからこれを奪い、自らが死をもってこの力を行使する。
しかし、最強の力を持つサノスが左手に装着した、これらのインフィニティ・ストーンがはめられたガントレットをサノスから奪うのは容易ではなく、ヒーローたちは大苦戦。
最終的にはトニーがサノスからこのガントレットを奪うのだけれど、その直前には、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが、トニーのほうを見つめて指で「1」を示すジェスチャーをするというシーンが映し出される。
ベネディクト・カンバーバッチのアドリブだった
“サノスからガントレットを奪う方法が1つある/1つしかない”を意味しているような、本作でも特に印象的なシーンの1つであるドクター・ストレンジのこのジェスチャーだけれど、2016年公開の映画『ドクター・ストレンジ』で監督を務めたスコット・デリクソンによれば、なんとこのシーンはベネディクトのアドリブだったそう。
先日、スコットはツイッターで当該のシーンのGIFをシェアして、「ベネディクトが、これは即興だったって教えてくれたんだ」と告白した。
Benedict told me this moment was an improv. https://t.co/d5fvwTTrwl
— N O S ⋊ Ɔ I ᴚ ᴚ Ǝ ᗡ ⊥ ⊥ O Ɔ S (@scottderrickson) October 27, 2020
スコットのこの投稿には、ベネディクトの演技力を称賛するコメントが多く寄せられており、「マーベルはキャスト選びにおいて完璧だったと言える。彼らはそれぞれのパートを演じるために生まれてきたようだ」という声や、「ベネディクト・カンバーバッチによるドクター・ストレンジの描写は、本当にすごい」という声が寄せられている。
ベネディクトは、スコットが製作総指揮を担当し、新たにサム・ライミが監督を務める続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』が2022年3月25日に全米で公開される予定となっているほか、ドクター・ストレンジとして、先日撮影がスタートしたトム・ホランド主演のMCU版『スパイダーマン』シリーズの3作目に出演するという楽しみな情報も報じられている。(フロントロウ編集部)