大ヒット映画『007』シリーズで初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが90歳で死去。ショーンの死を受けて、歴代のジェームズ・ボンド役が追悼のコメントを発表した。(フロントロウ編集部)

初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーへメッセージ

 映画『アンタッチャブル』でアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞し、『'Art'』でトニー賞の演劇作品賞を受賞するなど、これまでに数多くの賞を受賞してきた俳優のショーン・コネリーがバハマの自宅にて90歳で死去。

画像: 初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーへメッセージ

 ショーンといえば、数々の作品に出演し、そうそうたる賞の受賞歴を持つけれど、代表作といえばやはり『007』シリーズ。初代ジェームズ・ボンドとして1962年に第1作目の映画『007 ドクター・ノオ』に出演すると、それから『007 ゴールドフィンガー』や、『007 サンダーボール作戦』という、『007』シリーズの中でも名作と呼ばれる作品に出演し、ジェームズ・ボンドの形を作りあげ、そのレガシーは、2021年4月に公開が予定されている『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で6代目となるジェームズ・ボンドを演じているダニエル・クレイグにもしっかりと引き継がれている。

 そして、ショーンが亡くなったというニュースを受け、歴代のジェームズ・ボンドを演じた俳優たちが追悼のメッセージを送った。

ダニエル・クレイグ

 2021年4月に公開される『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にて、ジェームズ・ボンドを卒業するダニエルは、「映画界の真のレジェンドが亡くなったことを聞いてとても悲しいです。サー・ショーン・コネリーはボンドとして、さらにそれ以上の存在として記憶に残るでしょう。彼は時代とスタイルを定義した。(中略)彼は近代の大ヒット作を作り上げる手助けをした。これからも俳優や映画制作者に影響を与え続けるでしょう。私の想いは彼の家族と愛する人たちとあります。どこに行こうともゴルフコースがありますように」と『007』のツイッターで声明を出し、ゴルフ好きだったショーンがどこでもゴルフを楽しめるように祈った。


ピアース・ブロスナン

 5代目のジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナンは、「サー・ショーン・コネリー、あなたは少年時代の私のジェームズ・ボンドであり、大人になりジェームズ・ボンドになった私にとってのジェームズ・ボンドでもあった。あなたは永遠に映画の輝きとして影響を与え続けるでしょう。あなたの象徴的な足跡をたどった私たち全員のために道を切り開いた。私たちは自分たちの方法で役を演じるなかで、それぞれが敬意を持ってあなたを振り返り、あなたに憧れていました。俳優として、男として全てにおいて偉大で、最後まで記憶に残っています。あなたは世界から愛されていたので寂しくなるでしょう。神のご加護を。そして今はゆっくり休んでください」とインスタグラムにメッセージを残した。


ジョージ・レーゼンビー

 2代目のジェームズ・ボンドとして『女王陛下の007』に出演したジョージ・レーゼンビーは「ほんの数週間前、私はショーンが90歳の誕生日を迎えることを願っていました。そして今、彼の家族や友人たちに哀悼の意を表しているのはとても悲しいことです。もちろん、ショーン・コネリーはジェームズ・ボンドとして私に個人的にインスピレーションを与えてくれましたが、60年代をカプセル化したような人です。私はショーンに数回会い、彼が私のボンド映画『女王陛下の007』に太鼓判を押してくれたのが嬉しかった。(中略)私にとって彼の重要な仕事は、ジェームズ・ボンドをはるかに超えて、チャリティや家族、政治、ゴルフに及んだこと。自分の心を追い求める男だった。素晴らしい俳優、素晴らしい男、そして過小評価されたアーティストは私たちから去った。私の想いはミシュリーヌと彼の子供、そして孫と共にある」とインスタグラムでコメントした。

 初代ジェームズ・ボンドを演じ、大ヒット作の基礎を作りあげたショーン。『007』シリーズは2021年に公開される『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で25作目となるけれど、今後も初代ジェームズ・ボンドの後を多くの俳優が追っていくだろう。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.