映画『スパイダーマン:ホームカミング』とその続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の主演俳優トム・ホランドが、心臓移植患者の少年のために制作した「特別な予告編」が感動を呼んでいる。(フロントロウ編集部)

トム・ホランドが心臓移植患者の少年の夢を叶える

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『スパイダーマン』シリーズで、2017年から主人公のピーター・パーカーことスパイダーマンを演じる俳優のトム・ホランドが、スパイダーマンになることを夢見る心臓移植患者の少年ジェリーのために、『スパイダーマン』を題材にした「特別な予告編」をサプライズで制作してプレゼントしていたことがわかった。

画像: 3代目スパイダーマン役の俳優トム・ホランド。

3代目スパイダーマン役の俳優トム・ホランド。

 ハロウィン当日、アトランタにある小児病院チルドレンズ・ヘルスケア・オブ・アトランタの関係者と見られるジェイミー・トゥルーブラッドという男性が、ツイッターに「心臓移植手術を受けたスパイダージェリーを、スパイダーバース(スパイダーマンの世界)の一員にしてくれたトム・ホランドに感謝します」というメッセージとともに1本の動画を投稿。

 まるで予告編のような動画の冒頭、なにやら焦った様子で学校の廊下を走り、教室へと向かうトム演じるピーター・パーカーは、「ジェリー、元気?スーパーヒーローでも期末試験は受けなきゃならない」と言うと、ジェリーにスパイダーマンのマスクを渡し、“自分の代わりになってほしい”とお願い。ピーターからマスクを託されたジェリーは、喜んで引き受けるというストーリーになっている。

 動画の後半では、“スパイダージェリー”に変身したジェリーが、手首からクモの糸を放つスパイダーマンの得意技を披露するシーンや、『スパイダージェリー:クロース・トゥ・ホーム』という架空の作品名が映し出される場面も。著作権関連に厳しいマーベルのロゴも使用していたので、恐らく許可を取って制作されたものと思われる。

 じつは、トムは記念すべきシリーズ1作目が公開された2017年、ネッド役のジェイコブ・バタロンと一緒にこのチルドレンズ・ヘルスケア・オブ・アトランタを実際に訪問している。その時からすでにジェリーと交流があったのかどうかはわかっていないが、スパイダーマンのスーツ姿で子供たちと交流する様子が伝えられた。

 ちなみに、トムは現在、『スパイダーマン』シリーズの最新作をアメリカのアトランタで撮影している。まだあまり詳しい内容はわかっていないが、台本のなかにかなり衝撃的な箇所があったことをネッド役のジェイコブが自身のSNSで明かしているが…、最新作では一体なにが起きる!?(フロントロウ編集部)

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