『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6でシリーズへの出演を終えたあの人が、賛否両論があった最終章を絶賛した。(フロントロウ編集部)

『GoT』の最終章シーズン8

 2011年から2019年にかけて放送され、“1話”につき約11億円の製作費がかけられるまでになったドラマ史に残る超モンスターシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、その最終章シーズン8に対してファンの期待が大きくなりすぎたがゆえに賛否両論が巻き起こり、脚本家を変えてのシーズン8の制作し直しを求める署名には180万人以上が賛同するほどとなった。

 一方で、最終回放送の翌日にはアメリカで1,000万人以上が“ゲーム・オブ・スローンズ・ロス”になったと言われており、根強い人気を証明。そしてその時のエミー賞では、史上最多の32部門にノミネートされ、12部門で受賞を果たすこととなった。

ラムジー役のイワン・リオンはシーズン8の大ファン

 『ゲーム・オブ・スローンズ』のメインキャストたちの多くは、全員を喜ばせることはできない、制作陣は全力でやった、といった旨のコメントをしており、最終章の出来栄えを擁護している。そして、シーズン6で命を落とした『ゲーム・オブ・スローンズ』きってのサイコパスと言われるラムジー・ボルトンを演じたイワン・リオンもまた、シーズン8を評価。

画像: ラムジー役のイワン・リオンはシーズン8の大ファン

 「いつだって賛否が分かれるよね。正直に言って、僕は他に道はなかったように思う。当然のことだけど、すべての人を喜ばせることは出来ないから。制作陣はあのシーズンがどこへ向かうかと非常に強く決断して、それに従い、ストーリーをすごく良く語ったと僕は感じる」

 英NMEのインタビューで、他のキャストと同様にすべての人を喜ばせることはできないとしたイワン。しかし彼は、『ゲーム・オブ・スローンズ』視聴者として本当に最終章を楽しんだよう。とくに、やはりあの戦いは忘れられない様子でこう話した。

 「ウィンターフェルの戦いは本当に天才だと思ったよ。僕が今まで見た中で最高のテレビ。勇気のあることだったし、制作陣はそうした」

 シーズン8の第3話をすべて使って描かれたウィンターフェルの戦いでは、アリア・スターク、夜の王、シオン・グレイジョイ、ジョラー・モーモントなど、数々のキャラクターによる名シーンが誕生。興奮と涙が入り混じる展開は、ファンからも評価が高い。イワンもまた、テレビの前で胸を熱くしたよう。

 ちなみに、『ゲーム・オブ・スローンズ』キャストのなかでは珍しく最終章に納得できていないと公言した俳優もいる。タイウィン・ラニスター役のチャールズ・ダンスは、最終回で七王国を統べる王の決定や小評議会に多くスポットが当てられたことで何だかしらけてしまったと話している。(フロントロウ編集部)

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