ディズニーランドのキャストが恐れるメールの正体
今年7月、約4ヵ月に及ぶ臨時休園期間を経て営業を再開した、アメリカのフロリダ州オーランドにある世界最大規模のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)に対し、かれこれ半年以上、臨時休園のままとなっているカリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドは、厳しいガイドラインを提示する州との折り合いがつかず、年内に再オープンする可能性は限りなく低いと言われている。
新型コロナウイルスによるパンデミックは“夢の国”にも経済的に深刻なダメージを与えており、今年9月、ディズニーパークおよびリゾート事業の開発やマネジメントを行なうディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツは、ディズニーワールドとディズニーランドの従業員を対象に大規模なレイオフ(一時解雇)を実施することを発表。詳しい内訳は明らかにされていないが、約2万8,000人の従業員が対象で、そのうちの7割がパートタイム労働者だという。

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キャストができれば「受け取りたくない」「拒否したい」と恐れているのが、解雇通知メール。9月にレイオフを実施することを発表して以降、対象者のもとには一時解雇を知らせるメールが複数回に分けて送られているそうで、ディズニーワールドだけですでに1万人以上がメールを受け取ったことを複数のメディアが伝えている。
ちなみに、ツイッターにはディズニーランドもしくはディズニーワールドの従業員と思われる人物による、「今日、レイオフに関するメールが送信されるみたい。自分のところにも送られてくると90%確信してる。実際に受け取るまでは、そのことを考えるだけでストレスを感じる。どうかほかのキャストの人たちをハグしてあげて。ディズニーで働いた時間は自分にとっては楽しいものじゃなかったけど、それが夢だったって人もいるから」という切ない書き込みもあった。(フロントロウ編集部)