美髪ケアの一環として注目されている「ココナッツオイル」。髪のダメージケアに愛用している人も多いと思うけれど、プロいわく、実はあまり髪にはオススメできないという。その知られざる理由を明かした。(フロントロウ編集部)

ココナッツオイルは、髪に良いの?悪いの?

 イギリス北部ヨークシャー州のヨークに自身のヘアサロンRoss Charles Hairdresserを持つヘアスタイリストのロス・チャールズによると、髪にココナッツオイルを塗るメリットは、髪にツヤを与えてくれることだけ。

 ロスは「とくに食用のココナッツオイルは、毛幹の小さな穴に染み込みやすいため、本当の問題をごまかして、あたかも髪の悩みが解決されたかのように見せかける」と英Glamourで警告。

画像1: ココナッツオイルは、髪に良いの?悪いの?

 というのも、ココナッツオイルには、髪を保湿したり補修したりする効果は期待できないから。一見すると、髪にツヤが出てうるおっているように感じるけれど、それは髪の表面をコーティングしているだけにすぎず、髪のダメージの根本解決にはならないそう。

 また、ロスは「ご存じの通り、水と油は混ざらない。オイルは、水をはじいて髪内部の水分を押し出すか、(髪の表面がオイルでコーティングされて)髪に必要な水分が入らなくなるだけ」と、余計に髪を乾燥させる恐れさえあるという。

画像2: ココナッツオイルは、髪に良いの?悪いの?

 ロスは「これは長い目で見ればあなたの髪のためにはならないだろうし、私が髪にオイルを使わないように勧めている主な理由のひとつなんだ」と付け加えた。 

髪を保湿したいときは、どうすればいい?

 もし髪のダメージや乾燥、うねりが気になる場合は、ココナッツオイルよりも「ヘアマスク」のほうが断然オススメ。

 ロスは「​オイルの代わりに保湿タイプのヘアマスクを定期的に使ってみて。乾燥して傷んだ髪にしっかりと浸透し、健康で丈夫な髪へと導いてくれる」とアドバイス。

画像: 髪を保湿したいときは、どうすればいい?

 また、ロスは「うねりを抑えたいなら、ココナッツオイルではなく、弱酸性のヘアケア製品を使ったほうが良い。​髪のキューティクルが整えられて、髪のもつれや絡みが少なくなる」と助言。

 髪のもつれや絡みは、多くの場合、キューティクルが開いて互いに絡み合っていることで引き起こされるそう。そのため、キューティクルをきちんと整えればこの問題は解消されるとロスは言う。

 意外と知らないココナッツオイルの落とし穴。プロの意見を参考に、日ごろのヘアケアを見直すきっかけにしてみて。(フロントロウ編集部)

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