ファンデーションの処方ってどう違うの?
美しいベースメイクを作るのに欠かせないファンデーション。自分にぴったりのファンデーションを選ぶとき、肌のコンディションやなりたい肌の仕上がりによって選ぶことが多いけれど、ついつい見落とされがちなのが、ファンデーションの「処方」。
ファンデーションの処方には、大きく分けてウォーターベース、オイルベース、シリコンベースの3種類があるとされている。
メイク好きなら、一度は聞いたことがあるワードだけれど、具体的にこれらがどのように違うのかは、イマイチわからないという人も多いのでは?そんな意外と知らないファンデーションの処方の違いを米Makeup.comが紹介。
ウォーターベースのファンデーション
1つめは、化粧水のような軽いつけ心地の“ウォーターベース”のファンデーション。毛穴につまりやすいとされるシリコンやオイルを含んでいないため、ニキビなどの肌トラブルが気になる人には、最も肌に優しい処方だとされている。
また、「水」を主成分にしているため保湿力が高く、乾燥肌の人でも安心して使えるのも魅力のひとつ。ナチュラルな仕上がりのすっぴん風メイクが好みの人にオススメとのこと。
江原道の「マイファンスィー アクアファンデーション」やボビイブラウンの「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」などが該当するそう。
オイルベースのファンデーション
2つめは、美容オイルなどを配合した“オイルベース”のファンデーション。ニューヨークに拠点を置くメイクアップアーティストのメアリー・アーウィンは「このタイプの処方は、カバー力と保湿力がありながら、何も塗っていないかのような軽やかさを与えてくれる」と説明。
とくに、肌の乾燥が気になる人、色つきの保湿剤ではカバー力が物足りないという人にオススメ。ただし、脂性肌の人が使うと、ベースメイクがテカったり崩れたりする恐れがあるため、ベストな選択ではないとメアリーは言う。
米コスメブランドKosasの「ティンテッド フェイスオイル ファンデーション」などが該当するのだとか。
シリコンベースのファンデーション
3つめは、水とシリコンで作られた“シリコーンベース”のファンデーション。処方によって若干異なるけれど、一般的にはジメチコン、ポリシロキサン、フェニルトリメチコンなどが使用されているそう。
ウォーターベースと同じように「水」を主成分にしているけれど、シリコンが含まれてるため、毛穴の凹凸やテカリを抑え、マットな仕上がりのベースメイクを叶えてくれる。すでにポアプライマーが含まれたファンデーションと考えるとよりわかりやすい。
メイベリンの「フィットミー リキッドファンデーション R(マット)」やジョルジオ アルマーニ ビューティの「ルミナス シルク ファンデーション」などが該当するという。
意外と知らないファンデーションの処方。プロの意見を参考にして、普段のベースメイクの仕上がりをさらに格上げさせてみて。(フロントロウ編集部)