ミリー・ボビー・ブラウンが祖母との思い出を投稿
Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のエル役でブレイクを果たし、今年9月には主演と制作を務めた『エノーラ・ホームズの事件簿』の配信もNetflixでスタートしたミリー・ボビー・ブラウン(16)が、祖母を亡くしたことを公表した。
ミリーはインスタグラムに祖母と一緒に映った動画を投稿して、「ルースおばあちゃん」が、記憶障害を引き起こしたり日常生活に必要な身体の機能に影響を及ぼしたりするアルツハイマー病で亡くなったことを公表。祖母との思い出を赤裸々な言葉で綴った。
「今は理に適った言葉が見つからない。明確な感情がないの。喪失は複雑なもので、涙が止まらなくなった後で、思い出に大笑いして、その後で、起きたことを受け入れるためにじっと座るっていう呪文にかけられたみたい。アルツハイマーは悪魔。残酷だよ。人から思い出す力を奪った後で、人間としての機能も奪っていくの。座って見守らなければいけないのは、本当に辛い。
私はずっと、おばあちゃんのミリー・ムーでいるよ。小さい時のように、私を見守っていてね。
誰よりもおばあちゃんのことが大好きだった。おばあちゃんのことや、おばあちゃんから教えてもらったことをこれからもみんなに話すつもり。これまでの人生を通じておばあちゃんがくれた笑顔や思い出に、毎日感謝する。私の人生はずっと素晴らしくて、私はそのあらゆる側面を楽しんできた。思い出すのは、ルースおばあちゃんの家で、美味しいポリッジ(※イギリスの朝の定番食)やハチミツの匂いが漂ってくるなかで目を覚ました時のこと。テレビではニュースが流れていて、洗濯物が干されている。猫たちが歩き回っていて、外では子供たちが遊んでる。私はおばあちゃんに思いっきりハグをして、『また後でね』って言うの。私は外で、子供たちと一緒になって何時間も遊んだ。おばあちゃんは窓のそばに座って、『遠くへ行き過ぎないようにね』『近くにいなさい』『そろそろ戻ってきなさい』って言ってくれる。家へ戻ると、オレンジジュースと、お皿に乗ったハムとパン、フライ、ビーンズが用意してあって、向かい合って座りながら、その日に何をしたかを話すの。夕食が終わってからは、おばあちゃんに歌を歌ってあげるか、おばあちゃんの膝の上に座って、一緒にクロスワードパズルを解いていた。
夜も更けてくると、一緒にベッドに横になって、おばあちゃんは子供時代の思い出や、第二次世界大戦中の生活がどんなだったかを話してくれた。
新型コロナウイルスのせいで、最後に一緒に寝ることはできなくて、フェイスタイムをできただけだった。私は精一杯の声で歌ったよ。たとえ、おばあちゃんが寝ていた時でも。
思い出は絶対に忘れない。おばあちゃんは私にとっての正真正銘の守護天使。おばあちゃん、大好きだよ。この心を忘れることはない。時間がどうにか癒してくれることを祈ってる。だけど今は、ママにハグをして、一緒に歌ったり踊ったりした動画を観ることにする。安らかに」
ミリーのこの投稿には、共演者たちもコメントを寄せており、『ストレンジャー・シングス』のウィル役ノア・シュナップが「安らかに、おばあちゃん」とコメントしたほか、『エノーラ・ホームズの事件簿』で共演したバーン・ゴーマンは「君の知らせを聞いて悲しんでいるよ、ミリー。君と、君の特別なご家族に愛を送ります」とコメントを寄せた。(フロントロウ編集部)