殺人鬼でも愛されるジェイソン
今月の13日は金曜日…。ホラーやスプラッター作品が苦手な人々ですら聞き覚えのあるフレーズとなっている「13日の金曜日」は、1980年に始まった。そしてそのなかに登場する殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズは、これまでに12作品に登場している。第1作目では素顔、第2作目では布袋、そして3作目以降はトレードマークのあのマスクをつけ、人々を殺害してきたジェイソンは、8作目ではニューヨークへ行ったり、10作目では宇宙へ行ったり。
怪物でありながらファンから愛されまくっているジェイソンは、これまでに9人の俳優が演じている。巨大で大柄、不気味に追ってくるジェイソン…。しかし、そんなジェイソンを演じた俳優たちは、意外にも優しそう?
アリ・レーマン
シリーズ第1作目となる『13日の金曜日』でジェイソンを演じたのは、アリ・レーマン。本作では殺人鬼ジェイソンはまだ誕生していないので、先天的な病により顔が変形した少年ジェイソンを、映画公開当時15歳のアリが特殊メイクを施して演じた。
ウォーリントン・ジレット
ついに殺人鬼ジェイソンが登場した『13日の金曜日 PART2』。まだあのマスクはつけておらず、布袋で殺人を犯す。ちなみに、スタントはスティーヴ・ダッシュが行なった。
リチャード・ブルッカー
『13日の金曜日 PART3』では、ついにマスクを被ったジェイソンが誕生。劇場では3D映画として公開されたので、それを意識したカメラワークが多いのも特徴。
テッド・ホワイト
歩いているのになぜか相手を捕まえることで有名なジェイソンだけれど、じつはこの4作目となる『13日の金曜日 完結編』までは、走っているシーンがある。
トム・モーガ/ディック・ウィアンド
シリーズの5作目ではあるものの、ジェイソンの偽物が殺人を行なう『新・13日の金曜日』。トム・モーガが偽ジェイソンを演じ、その正体であるロイをディック・ウィアンドが演じた。
C・J・グラハム
『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』は、一度は死んだジェイソンが生き返り、ジェイソンが怪物と化した回。ジェイソンにもお墓はあるという事実にも思わず笑いながらツッコミを入れたファンは数知れず。
ケイン・ホッダー
『13日の金曜日 PART7 新しい恐怖』でジェイソンを演じたケイン・ホッダーは、その後、『13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』、『13日の金曜日 ジェイソンの命日』、『ジェイソンX 13日の金曜日』でも同キャラクターを演じ、4作連続でジェイソンを演じることとなった。
ちなみに、『13日の金曜日 PART8ジェイソンN.Y.へ』ではティモシー・バー・マーコヴィッチがジェイソン少年を演じている。また、『13日の金曜日 ジェイソンの命日』に少しだけ登場するフレディ・クルーガーもケインが演じた。
ケン・カージンガー
こちらも1980年代から続くホラー映画『エルム街の悪夢』シリーズの殺人鬼フレディ・クルーガーとジェイソンが共演したクロスオーバー作品の『フレディVSジェイソン』では、ケン・カージンガーが起用された。
ちなみに、こちらのフレディは“本家フレディ”のロバート・イングランドが演じている。ロバートは、この作品をもってフレディ役から引退した。
デレク・ミアーズ
シリーズ第1作目の公開から29年が経った2009年に公開されたリブート作品の『13日の金曜日』。デレク・ミアーズがジェイソンを演じ、もう1人の主人公であるクレイ・ミラーを、ドラマ『スーパーナチュラル』で有名なジャレッド・パダレッキが演じた。
(フロントロウ編集部)