『ファンタビ』ジョニー・デップの降板
11月上旬に、映画『ファンタスティック・ビースト』にゲラート・グリンデルバルド役で出演していたジョニー・デップが降板を発表して、大きな話題となった。
ジョニーは、イギリスの大衆紙The Sunが彼のことを、彼の元妻で俳優のアンバー・ハードに対して暴力を振るった「Wife Beater(妻を虐待する者)」と呼んだことで、The Sunの発行元であるNew Group Newspapersを名誉毀損で訴えていた。しかしこの裁判で、英裁判所がジョニー側の訴えを棄却。これにより、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの製作・配給元であるワーナー・ブラザースがジョニーの降板を要請し、ジョニーが了承した。
ゲラート・グリンデルバルドは誰が?
これによって、次期ゲラート・グリンデルバルド役に大きな注目が集まっている。当初は、シリーズ第1作目の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で、「グリンデルバルドが変装した姿」であるキャラクターのグレイブスを演じた俳優のコリン・ファレルや、性別は違うが独特の雰囲気がぴったりという理由から映画『ドクター・ストレンジ』のティルダ・スウィントン、Netflixのオリジナルドラマ『ザ・クラウン』で女王の夫フィリップ殿下の若かりし頃を演じたマット・スミスや、マーベル映画のアイアンマン役でおなじみのロバート・ダウニー・Jr.などの名前があがっていた。
しかしその後、ある人物の名前が浮上して映画ファンが大歓喜することに。それは、“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。
マッツ・ミケルセンがウワサにコメント
シリーズのデヴィッド・イェーツ監督たっての希望であり、米Deadlineによると、まだ交渉の初期段階で決定事項ではないものの実現に向けて動いていると報じられていた。マッツ版グリンデルバルドの支持はファンからも大きいため、制作陣としてもぜひ実現したいもの。しかしマッツが米IGNのインタビューで話したことが、ファンを動揺させている。
「あ~、あれは今こうして話しているとはいえ、ウワサベースのものだよ。だから、君達が新聞から知っているのと同じくらいしか僕も知らない。僕も(オファーの)電話を待ってるんだ」
マッツのこの言葉をそのまま受け取ると、彼は打診すらされていないと考えられる。しかし、契約がまだ結ばれていない可能性や、大作である『ファンタスティック・ビースト』の進み具合について口を開いてはいけない可能性などもある。少なくともマッツ自身は出演に否定的ではない様子なので、ファンや監督が希望する彼の出演に関して、続報が待たれる。(フロントロウ編集部)