目元をケアするアイテムとして、アイクリームやアイセラム(目元美容液)などがあるけれど、どちらを使うのが効果的なのだろう。それぞれの特徴を使い分けの仕方を海外の皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

同じ目元ケアでも“役割”が違う

 目の周りの皮膚は、ほかのパーツに比べて薄く非常にデリケート。そのため、年齢を重ねると共にクマや小じわ、たるみなどの肌トラブルが現れやすく、どのパーツよりも念入りにスキンケアを心がけたいもの。

画像: 同じ目元ケアでも“役割”が違う

 そんな目元のスキンケアに欠かせないのは、アイクリームやアイセラム(目元美容液)。すでに目元ケアに愛用している人も多いと思うけれど、これらがどのように違うのか知っている?

 実は、この2つは同じように見えて、それぞれ役割が異なると専門家たちは言う。そこで、アイクリームとアイセラム(目元美容液)の特徴と正しい使い分けの仕方を海外のプロたちが紹介。 

アイクリーム:目元の保湿

 カリフォルニア州の皮膚科専門医で、アメリカ皮膚科学会上級会員(FAAD)の​テス・マウリシオ医師によると、アイクリームの主な目的は、保湿。

画像: アイクリーム:目元の保湿

 通常の保湿クリームよりも濃厚なので保湿力が高く、マウリシオ医師は「(目の周りの)乾燥やゴワゴワ感を解消するのに効果が期待できる」と米The Zoe Reportで説明。乾燥しやすい目の周りのケアにはもってこいだとマウリシオ医師は言う。

 それと同時に、マウリシオ医師は「クマの解消やエイジングケアには、それほど効果は期待できないかもしれない」とも発言。高濃度の美容成分を配合したアイクリームもなくはないが、あくまで保湿がメインだという。

アイセラム:クマの解消、目元のエイジングケア

 一方で、同じく目元ケアに使われるアイセラム(目元美容液)は、「保湿効果よりも“有効成分”に重点が置かれている」と話すのは、ニューヨーク市の皮膚科専門医で、同じくアメリカ皮膚科学会上級会員(FAAD)ハドリー・キング医師。

画像: アイセラム:クマの解消、目元のエイジングケア

 キング医師は「たしかに保湿効果もあるけれど、(アイクリームほど)濃厚ではない」と説明。その代わり、レチノールや抗酸化物質などのエイジングケア成分を高濃度に配合しているため、マウリシオ医師は「小じわ、クマ、たるみの緩和、肌のハリや弾力不足を改善するに効果が期待できる」と話している。

結論:両方とも取り入れるべき

 では、どちらを普段のスキンケアに取り入れるべきなのだろうか。答えは“両方”とも取り入れるべき。

 カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置き、人気セレブのキム・カーダシアンジェニファー・ロペスヴィクトリア・ベッカムなどを顧客に持つ皮膚科医のハロルド・ランサー医師は「それぞれ目元の異なる肌トラブルに対処してくれるため、個人にはアイセラムとアイクリームの両方を使用すべきだと思う」と明かしている。

 専門家たちの説明からもわかる通り、どちらのアイテムが優れているということはなく、目元ケアにはアイクリームもアイセラムも必要。目元の肌トラブルが気になり始める前に、早めの対策を心がけてみて。(フロントロウ編集部)

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