巧妙な手口を使い、クリスピークリームドーナツを定価よりも超格安の値段で購入しようとした警察官が御用。懲戒免職の可能性も示唆されている。(フロントロウ編集部)

クリスピークリームドーナツの「激安購入」を試みる

 欧米の映画やドラマなどを観ていると、警察官たちがパトロール中などにドーナツを食べて和んでいる場面がよく登場するけれど、イングランド東部のケンブリッジシャー警察署に勤務するサイモン・リード巡査は、ドーナツ好きが高じてか、ある情けない犯罪に手を染めてしまったよう。

 日本では、クリスピークリームドーナツといえば、ショップで購入したり、新型コロナウイルス禍ではデリバリーサービスを利用するという人も多いけれど、欧米の国々では、スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドの売店などでも箱詰めが販売されている。

画像: クリスピークリームドーナツの「激安購入」を試みる

 英BBCによると、リード巡査は、2020年2月のある日、大型スーパーのテスコ・エクストラで、セルフレジの盲点をつき、12個入り9.95ポンド(約1370円)のクリスピークリームドーナツの値段を大幅に誤魔化して購入しようとした疑いが。

 リード巡査が実行したとされる手口は、重さに応じて会計用のバーコードが発行される野菜&果物コーナーの計りで、にんじん1本分のバーコードを発行し、それをクリスピークリームドーナツの箱に貼って、セルフレジを通すという巧妙なものだった。

 9.95ポンドのドーナツの箱入りを、99%オフ以下の7ペンス(約9円)でゲットしようとたリード巡査だったが、目を光らせていた店員に見つかり、通報された。

 当日は警察官の制服を着用していたというリード巡査。ケンブリッジシャー警察の暫定報告によると、容疑の内容が事実だとすると、警察の信用を著しく傷つけ、市民からの信頼を損なう行為であることから、懲戒免職に処されることが妥当だろうと発表されている。

 英The Sunによると、37歳のリード巡査は、英国陸軍通信部隊の一員としてイラク勤務を経験したことを受け、メダルを授与されている。愛犬家として知られ、近年は、レスキュー犬を管理する地元ボランティア団体の活動に熱心に参加するなど、真面目な人柄で知られており、2019年には、ボランティア中にイギリス王室のキャサリン妃と対面していた。同巡査の容疑をめぐる2日間にわたる公判は11月25日から開始する。(フロントロウ編集部)

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