アン・ハサウェイ、あの衣装が最悪
2020年12月上旬には、新たなクリスマス映画と評されるファミリーファンタジー映画『魔女がいっぱい』が公開された。世界的児童文学作家ロアルド・ダールによる同名の原作をもとに、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督が映像化した本作では、アン・ハサウェイが大魔女のグランド・ウィッチを演じている。
これまでに『プリティ・プリンセス』や『プラダを着た悪魔』、『レ・ミゼラブル』など、ジャンルの違う様々な作品に出演してきたアンが、特殊メイクによって超怖い魔女を演じて新たな顔を増やしたことは、話題に。とくに、人間のフリをしている時はすごくおしゃれだけれど、魔女の顔になると超怖いという変化には、メイクやヘアのスタッフの技術が遺憾なく発揮されている。
米トーク番組『Jimmy Kimmel Live(原題)』にアンが出演した時も、司会者のジミー・キンメルはやはりそこが気になったよう。しかしアンにとって、『魔女がいっぱい』の撮影はへっちゃらだった様子で、その代わりに、あの作品での苦労を語らずにはいられなかった。
「ヘアメイクの椅子に長く座ることになりましたが、そのほかの衣装は問題なかったです。私の今までの衣装で1番最悪だったのは、『インターステラー』のですね。あの宇宙服、あれは大変だった。私たちは、でこぼこな場所にいた。アイスランドで、水の中を走って、氷河を登って。自分自身にプレッシャーをかけすぎたのかもしれないですが、クルーの中であれを着てるたった1人の女性だったので、それについて文句を言えないと思ったんです。それを最初に言うのが私ではいけないって」
『インターステラー』の衣装に文句を言った俳優は?
地球以外が舞台のシーンが多いSF映画『インターステラー』で、アンはアメリア・ブランド博士を演じた。完璧主義者で知られるクリストファー・ノーラン監督が手掛けた本作は、もちろんその映像は圧巻の完成度を誇っている。
そしてその宇宙服のデザインも高いクオリティを誇ったけれど、着ている役者からしてみれば大変なことこの上なかったよう。しかしアンは、あの人はすぐに文句を言ったとぶっちゃけ。それは、ヒュー・マン博士を演じたマット・デイモン。
「マット・デイモンが初日を迎えて、その2時間後には衣装を脱ぎ捨てて、『これは今まで着たなかで1番ファッキン最悪な衣装だな』って言ったんです。それは良かったです。だってマット・デイモンが言ったなら、他のみんなも文句が言えるから(笑)」
マットとプライベートでも交流があるジミーは、これを聞いた瞬間に超納得の様子で、「もちろんなんですよ。マット・デイモンが文句を言う1人なんです。すごく分かる」と、マットの性格をイジっていた。(フロントロウ編集部)