『ザ・バットマン』のバットケイブやゴッサム・シティが、1から作り出された。クオリティが高すぎるセットの写真が、ファンを唖然とさせている。(フロントロウ編集部)

主にイギリスで撮影中の『ザ・バットマン』

 今のところ2022年3月に公開予定となっている映画『ザ・バットマン』は、現在イギリスやアメリカで撮影を進めている。新型コロナウイルスの影響で撮影が中断され、9月に撮影再開となるも、主演のロバート・パティンソンが新型コロナウイルスに感染したと見られ、2日でふたたび中止に。

 そんな紆余曲折を経て、2020年10月にイギリスのリバプールの撮影現場で、ロバート演じるブルース・ウェイン/バットマン、ゾーイ・クラヴィッツ演じるセリーナ・カイル/キャットウーマン、コリン・ファレル演じるペンギン、ジョン・タトゥーロ演じるカーマイン・ファルコーネの姿が目撃された

 また、それぞれのスタントダブルたちがバイクに乗って街を滑走する様子も目撃されている。

バットケイブやゴッサム・シティがそこにある…

 イギリスのリバプールやアメリカのシカゴなど、これまでは実際の街で撮影が行なわれたけれど、ゴッサム・シティという架空の街が舞台であるDCコミックスを原作とした本作では、その独特な街並みや、バットマンが洞窟の中に作った秘密基地であるバットケイブなどは必要不可欠。しかし、フィクションの場所を現実で見つけるのはなかなか困難。となれば、することはただ1つ。1から街を作り出す!

 ワーナー・ブラザースが手掛け、『猿の惑星:聖戦期』のマット・リーヴス監督がメガホンを取り、『TENET テネット』のロバート・パティンソンが主演を務める『ザ・バットマン』。ともなれば、制作陣も指折りの技術者揃いであることは確実。イギリスで上空から撮影されたセットが荘厳すぎて、多くのファンが言葉をのんだ。そのセットがこちら。

 現場には、バットマンの基地であるバットケイブやゴッサム・シティの汚い裏路地、雪が積もっている様子の街並みなどが出来上がっている。放送映画批評家協会賞のメンバーである批評家でYouTuberのグレース・ランドルフは、「映画スタジオが本気でお金を費やした時…、作り出されるものっていったら、やばいぐらい素晴らしい…」とコメントした。

 こんなセットを見てしまえば、多くのファンがより一層『ザ・バットマン』を早く見たくなってしまうのは当然のこと。一方で、『ザ・バットマン』のセットは依然としてスケジュールの変更に苦労しており、11月中旬には1人のスタントダブルが新型コロナウイルスの陽性となったため、10人からなる1つのチームがクリスマスごろまで抜けることとなった。2022年3月の公開まではあと1年半弱となっている。多くのファンが、このまま制作が順調に進むことを願っている。(フロントロウ編集部)

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