2021年12月に公開予定の映画『マトリックス4』のオーディションを受けたラッパーが、オーディションの方法を不満げに告白。(フロントロウ編集部)

『マトリックス』待望の新作!

 『マトリックス』は、1999年に公開されたキアヌ・リーブス主演の大ヒット映画。同年のアカデミー賞では視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞し、その後続編の『マトリックス リローデッド』、『マトリックス レボリューションズ』が制作された。

画像: ⒸWARNER BROS. PICTURES

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 2019年には、約20年ぶりにあたる続編映画『マトリックス4』の制作が発表され、ネオ役のキアヌ・リーブスとトリニティー役のキャリー・アン・モスの続投が、ワーナー・ブラザースによって発表された。

 『マトリックス』は仮想空間を舞台に、人類とコンピューターの戦いを描いたSF。ダイナミックなアクションシーンや斬新なストーリーで多くのファンを魅了し、最先端の技術を集めて制作された本編は「映像革命」とまで評された。

 『マトリックス4』の公開日は、当初2021年の初頭が予定されていたものの、新型コロナウイルスの影響で2021年12月に延期された。そんな本作のオーディションは新型コロナウイルスの感染対策をとりながら行なわれているそうだけれど、その方法が独特すぎるという情報が。

『マトリックス4』のオーディション方法に不満

 オーディションを受けたのは、ラッパーのアクション・ブロンソン。彼は残念ながら役を逃してしまったけれど、そのオーディション方法がお気に召さなかったらしく、米NMEに内容を明かした。

画像: 『マトリックス4』のオーディション方法に不満

「絶対に役をもらえなかった。そう分かっていてもオーディションを受けたんだ。ハーネスをつけて橋からワイヤーで吊るされてもよかったのに。台本読みはしたけど、不思議な状況だったね。新型コロナウイルス禍だったから、電話で台本を読んだんだ。奇妙な状況だった。自分は対面の方が合ってるんだ。相手を魅了できるからね。電話でちょろっと俺の一部を見せるのではうまくいかない。実際に俺の全体像を見てもらわないと」と明かしたアクション・ブロンソン。

 電話オーディションは、他の作品でもたびたび取られる手法で、この新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の事態では避けられない手段の一つといえる。けれど、アクション・ブロンソンが言う通り、会場に赴いて実際に演技を見せるやり方の方が好きだという演者は多いはず。

 今後のオーディションは、一体どういったスタイルがスタンダードになっていくのだろうか。映画『マトリックス4』はすでに撮影が終了し、2021年12月22日に全米で公開される予定。(フロントロウ編集部)

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