ユニバーサル・スタジオ・フロリダで、一部アトラクションがついに営業再開となった。(フロントロウ編集部)

ユニバで人気の『ワイスピ』のアトラクション

 アメリカ合衆国のフロリダ州オーランドにあるユニバーサル・オーランド・リゾートのなかの1つであるユニバーサル・スタジオ・フロリダで、8月より営業中止となっていたアトラクションが再開した。

 それは、大ヒット映画『ワイルド・スピード』シリーズがテーマの「Fast &Furious: Supercharged」。

画像: ユニバで人気の『ワイスピ』のアトラクション

 映画の第1作目が公開された2001年より、14年が経った2015年に満を持してユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにオープンしたこのアトラクションは、2018年にはユニバーサル・スタジオ・フロリダでも楽しめるように。トラムに乗ってスタジオを見学したあと、時速100マイルを超えるカーチェイスを、3Dメガネをかけて全身で体験できるというもので、これまでも多くの来場者が楽しんできた。

『ワイスピ』のアトラクション変化、理由はやはり…

 やっと営業が再開されたことで、アトラクション前には多くの人が。「Fast &Furious: Supercharged」は、比較的待ち時間が少なく乗れるアトラクションとして知られているけれど、この日はなかなかの混み具合で、その待ち時間は90分!

 しかし別の日の日曜日のピークタイムには待ち時間が55分程度だったそうで、日にもよるけれど、待ち時間が長くなっているのは事実。しかしこれは、良いことでもある。

 ユニバーサル・スタジオでも他の施設と同様に新型コロナウイルス対策を行なっており、「Fast& Furious: Supercharged」のトラムに一度に乗れる人数を減らしている。そのため、待ち時間が長くなっているというわけ。

 また、新型コロナウイルス対策によって、他のアトラクションやイベントでも変化が確認されている。6月に営業を再開したユニバーサル・スタジオ・フロリダは、そのために、事前に感染対策についてまとめた資料をフロリダ州知事に提出。マスクの着用や検温、ソーシャルディスタンスの徹底はもちろんのこと、シングルライダーの列をなくしたり、水やミストを使うアトラクションや施設では、その量が減らされるか、完全に無くされたりしている。また、キャラクターに会えるミート&グリートは無くなったことが6月の時点で確認されていた。

 一方で、再開直後には、ハリー・ポッターエリアにあるHagrid’s Magical Creatures Motorbike Adventureの入り口の列でソーシャルディスタンスが守られておらず、クルーが来場者にスペースを詰めるよう呼びかけていたという目撃談も。

 新型コロナウイルスは、ユニバーサル・スタジオだけでなく、多くの施設で大きな影響を及ぼしている。新しい日常への適応が求められている。(フロントロウ編集部)

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