PS5/PS4用ゲームソフト『スパイダーマン マイルズ・モラレス』の細部に秘められた、映画『ブラックパンサー』の故チャドウィック・ボーズマンにまつわる“イースターエッグ”に胸を打たれる。(フロントロウ編集部)

『スパイダーマン マイルズ・モラレス』、チャドウィック・ボーズマンを追悼

 2020年11月12日に発売されたプレイステーション5(PS5)と同日にリリースされ、大反響を呼んでいる、PS5およびPS4用ゲームソフト『スパイダーマン マイルズ・モラレス(Marvel's Spider-Man: Miles Morales)』。

 インソムニアックゲームズとマーベル・ゲームズ、ウォルト・ディズニー・カンパニーが開発に携わった同作は、2018年にリリースされた前作の『スパイダーマン(Marvel's Spider-Man)』から一年後が舞台。高校生になった主人公のマイルズ・モラレスが、引っ越し先であるハーレム地区での新しい生活に順応しながら、ピーター・パーカー(スパイダーマン)に導かれて、もう1人のスパイダーマンとしての道を歩み始める物語が描かれる。

 黒人の血を引くマイルズが主人公の同作には、ヒップホップ・カルチャーをベースに構成されたCGアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年)のスーツや、スポーツブランド、アディダス(adidas)とのコラボスニーカーがフィーチャー。ストリートカルチャーやヒップホップ音楽をふんだんに織り込んだクールな仕上がりが評判となっている。

 そんな『スパイダーマン マイルズ・モラレス』のエンドクレジットには、2020年8月に大腸がんとの約4年間の闘病の末に亡くなった俳優のチャドウィック・ボーズマン(享年43歳)に捧げる追悼メッセージが表示。

 チャドウィックが代表作の1つであるMCU映画『ブラックパンサー』で演じたワカンダ王国の王ティ・チャラにちなみ、「気高き王、チャドウィック・ボーズマンを心から偲んで。彼の誇り、強さ、慈悲深さはこれからの世代にも響き渡るでしょう。ワカンダ・フォーエバー」と綴られたメッセージには、多くの海外プレイヤーたちが胸を熱くした。


チャドウィックへのトリビュートはほかにも

 ところが、同作に込められたチャドウィックに捧げる“イースターエッグ(隠しメッセージ)”は、これだけではないことを、目ざといプレイヤーが発見。

 ゲームの舞台となるマンハッタンの街を散策していたところ、本来なら「42丁目通り」であるはずのストリートの名前が、「BOSEMAN WAY(ボーズマン・ウェイ)」となっていることに気がついた。

 「42」という数字から連想されるのは、チャドウィックがアフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを演じた映画『42〜世界を変えた男〜』。「42」はロビンソン選手がつけていた背番号で、同作は、下積み時代が長かったチャドウィックにとって、役者としての将来が大きく開けた、転機となった作品だった。

画像: 映画『42〜世界を変えた男〜』より。©LEGENDARY PICTURES / Album/Newscom

映画『42〜世界を変えた男〜』より。©LEGENDARY PICTURES / Album/Newscom

 ゲームの制作チームは、通りの名前を変えるという、ごくさりげない方法でもチャドウィックへの敬意を表していたよう。


“マーベルの父”へのトリビュートも

 『スパイダーマン マイルズ・モラレス』には、『スパイダーマン』や『X-メン』といったマーベル・コミックの数々の原作を手がけた、“マーベルの父”ことマーベル・メディアの名誉会長、故スタン・リー氏への敬意を表す仕掛けも。

画像: スタン・リー氏は2018年11月に逝去。享年95歳。

スタン・リー氏は2018年11月に逝去。享年95歳。

 前作のPS4版『スパイダーマン』でもリー氏が姿を現した、ミックズ・ダイナー(Mick’s Diner)の横に、リー氏の像が立っているのがプレイヤーにより確認された。

(フロントロウ編集部)

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