古いマスカラは要注意!
目力アップに欠かせないマスカラ。毎日使うファンデーションや口紅などとは違い、マスカラはひとによって使う頻度が異なるため、「あれ、これいつ買ったっけ…?」と、知らず知らずのうちに古くなっていることが多いとプロは言う。
そこで、シンガーのレディ・ガガやデミ・ロヴァート、女優のミシェル・ウィリアムズなど数々の有名セレブを手がけてきたメイクアップアーティストのアンドリュー・ベラスケスが、マスカラの“寿命切れ”を知らせるサインを紹介。古いマスカラを使い続けるデメリットなど米Makeup.comで詳しく解説した。
マスカラが劣化しているサインって?
アンドリューによると、最もわかりやすい確認方法は、マスカラの“匂い”を嗅ぐこと。購入したときと比べて明らかに違う匂いがしたら、「それはマスカラを捨てる時が来たサインだよ」とアンドリューは言う。
匂い以外にも、マスカラの“色”や“質感”の変化にも要注意。マスカラ液が粉っぽくなったり、ダマになりやすくなっているのも、マスカラの劣化が進んでいる証拠なのだとか。また、たとえ目に見える変化はなくても、なんとなく目がかゆい、目に違和感がある場合も、すぐに使用を控えたほうが良いそう。
古いマスカラは使い続けても良い?
でも、すぐに捨てるのはなんだかもったいない…という人も中にはいるかもしれないけれど、アンドリューいわく、マスカラは異常や変化がなくても、基本的には開封したら“3ヶ月ごと”に交換する必要があるそう。
そのため、たとえお気に入りのマスカラであっても、3ヶ月ほど経過したらきっぱりと捨てて、新しいものに買い換えるのが望ましいという。
というのも、目の粘膜はとてもデリケートなため、古いマスカラを使い続けると目の刺激になる恐れがあるから。アンドリューは「使用期限を過ぎたマスカラを使い続けると、結膜炎やものもらいなど目の感染症を引き起こす可能性がある」と忠告。リスクを負ってまで使い続けるメリットはないという。
ほかにも、古くなったマスカラを復活させるテクニックとして、化粧水や目薬でのばす方法が巷で出回っているけれど、これも実はNG。マスカラの仕上がりが変化するだけでなく、抗菌作用のバランスが崩れて、余計に菌が繁殖しやすくなるという。
とはいっても、通常サイズのマスカラを3ヶ月以内に使い切るのは、正直なかなか難しい。それでも色んなタイプのマスカラを試したい場合、アンドリューは「小さめサイズのマスカラを選ぶか、プチプラ価格のマスカラを検討することをオススメする」とアドバイスした。
意外と寿命が短いマスカラ。メイクを安全に楽しむためにも、使用期限はしっかりと守り、少しでも異変を感じたらすぐに使用を控えて、近くの眼科医に相談してみて。 (フロントロウ編集部)