ワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチの強さには、他のキャラクターでは及ばないかもしれない?マーベル・スタジオの社長が『ワンダヴィジョン』について語った。(フロントロウ編集部)

※この記事には、一連のMCU映画のネタバレが含まれます。

配信開始が迫る『ワンダヴィジョン』

 マーベル・スタジオによる初のオリジナルドラマシリーズとなる『ワンダヴィジョン』のディズニープラス(Disney+)での配信開始を2021年1月15日(金)に控え、マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギ氏が、本シリーズの主役の1人であるワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチの強さに言及した。

『ワンダヴィジョン』は、一連のMCU作品の一つの締めくくりとなった2019年公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で描かれたストーリーを経て、アベンジャーズのメンバーであるワンダとヴィジョンの“その後“を描いたドラマシリーズとなっている。

 エリザベス・オルセン演じる、人の心を操ることのできる「マインドストーン」によって力を得たとされるワンダは、2014年公開の『キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー』でMCU作品に初登場。その後、アベンジャーズの一員となったワンダは、ロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スタークことアイアンマンが作り出した人造人間ヴィジョンと親しくなり、2016年公開の映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で描かれた内戦の後で、ヴィジョンと共に海外に逃亡。

 お互いに惹かれ合っていたワンダとヴィジョンだけれど、2018年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で描かれた、最強のヴィランであるサノスとの戦いの中でヴィジョンは命を落としてしまう。

マーベル社長がスカーレット・ウィッチの強さに言及

 これまで描かれてきた物語のなかでは、ヴィジョンは既に亡くなってしまっているが、公開されている『ワンダヴィジョン』の予告編では、ヴィジョンの姿を確認することができる。しかしながら、予告編では「あなた死んでるから」というワンダの発言も聞くことができ、現時点ではすべてが謎に包まれている。

 そんななか、今回マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギ氏が英Empireとのインタビューのなかで、同じく謎に包まれているスカーレット・ウィッチの“強さ”について言及した。

画像: マーベル社長がスカーレット・ウィッチの強さに言及

 「『インフィニティ・サーガ(※)』を観れば、ワンダ・マキシモフほどの痛みやトラウマを経験した人物はいないと私は考えています」とファイギ氏は語っている。「ワンダ・マキシモフほど力強いキャラクターもいないでしょう。それに、ワンダ・マキシモフのように、まだその力が曖昧で、探究されていないキャラクターも他にはいません」。

(※)『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』2作品の総称。

 「そういうわけで、『エンドゲーム』後にそれを探求することには価値があるはずです。他には誰がその力に気がついているでしょう? どこから力を得たのでしょう? マインド・ストーンがそれを解放したのでしょうか?」とファイギは続けて語り、『ワンダヴィジョン』では、スカーレット・ウィッチの持つ力の謎が解明されることを匂わせた。

 マーベルがシットコム(シチュエーション・コメディ)という初ジャンルに挑んだ作品となっている『ワンダヴィジョン』は、MCUフェーズ4の幕開けを飾る重要策として位置付けられている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.