“いつもの洗顔”をアップデート!
毎日きちんとケアをしているのに、なんだか肌の調子がイマイチ…。そんなときこそ、いつもの洗顔を見直すチャンス。
プロによると、肌に付着した余分な皮脂や汚れを洗い流す「洗顔」は、スキンケアの中で最も重要なステップであり、正しく洗顔を行なうだけ、たとえ高価な化粧水や美容液を使わなくても、うるおいに満ちた美肌に導いてくれるという。そこで、コスト0円で簡単に“いつもの洗顔”をアップデートする2つのコツを専門家がアドバイスした。
1.洗顔には、必ず“ぬるま湯”を使う
お風呂に入るついでに、クレンジングや洗顔まで済ませるという人も多いけれど、このとき1点だけ気をつけたいのは“水の温度”。
熱いシャワーを浴びるのはたしかに気持ちいいけれど、洗顔となると話は別。ニューヨーク市の皮膚科専門医のシャリ・マーチベイン医師は「熱いシャワーで洗顔すると、肌に必要な皮脂や保湿成分まで取り除かれてしまう」と米Allureで説明。最悪の場合、肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルを悪化させる恐れがあるという。
そのため、洗顔をするときは、必ず“ぬるま湯”で洗い流すのが鉄則。また、シャワーの水圧も肌への負担になる可能性があるため、直接シャワーを顔に当てないように心がけて。
2.“60秒以上”かけて行なう
もうひとつのコツは、“60秒以上”かけて洗顔を行なうというもの。
スキンケアブランドVisha Skincareの創設者で、皮膚科専門医のプルヴィシャ・パテル医師は「忙しい毎日のなかで、洗顔は手短に済まされたり、シャワーのついでに行われがち。そのため、“60秒”という数字は、美容において良い目安になる」と話し、非常に理にかなっているという。
実際に、自分ではしっかり洗っているつもりでも、きちんと汚れが落ちていなかったり、洗い残していることは多々あるのだとか。
60秒かけて行なう洗顔の仕方について、パテル医師は「顔に洗顔料をつけたら、約1分ほど擦り込むように洗うのがコツ」と説明。髪の生え際から小鼻、あご先まで触れる程度の優しい力加減で丁寧に洗いあげて。
1分間洗ったら、あとはおでこ、両頬、あご先の4つのパーツに分けて、それぞれ15秒ずつかけてしっかりとすすぐだけ。こうするだけで、余分な皮脂や汚れがしっかり落ち、化粧水などのスキンケアが格段になじみやすくなるのだという。
この洗顔方法は、とくにニキビで悩む人にオススメだそうで、ニューヨーク市の皮膚科専門医のアリエル・オスタッド医師は「一般的に1分間の洗顔は、毛穴のつまりを取り除き、肌の余分な皮脂や汚れを洗い落としてくれるため、ニキビで悩む人に対して効果が期待できる」と話している。
いつもの洗顔をより効果的にしてくれるプロのテクニック。どれもすぐに実践できるので、さっそく洗顔をする際に試してみて。(フロントロウ編集部)