パトリック・シュワルツェネッガーが妖しい狂気をみせる映画『ダニエル』。欲望と狂気で脳を支配するイマジナリー×スリラーは要チェック。(フロントロウ編集部)

豪華2世俳優が夢の共演!映画『ダニエル』とは?

 内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”の、恐ろしくも美しい関係を描いた“イマジナリー×スリラー”映画『ダニエル』が、2021年2月5日より全国ロードショー。

 『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッド製作の本作では、『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスと『依頼人』のスーザン・サランドンを両親に持つサラブレッド俳優マイルズ・ロビンスと、ターミネーターことアーノルド・シュワルツェネッガーを父に持つパトリック・シュワルツェネッガーが、豪華共演を果たした。

画像: 豪華2世俳優が夢の共演!映画『ダニエル』とは?

注目の俳優パトリック・シュワルツェネッガー

 パトリックといえば、映画『トータル・リコール』が日本公開から30年を迎え、4Kデジタルリマスター版が現在公開中の父アーノルドがエンタメ界では有名だけれど、母マリア・シュライバーはかのケネディ一族であり、祖母ユーニス・ケネディ・シュライバーはスペシャルオリンピックの創設者。第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディはパトリックの大伯父にあたる。

 超サラブレッドといえるパトリックは、10歳の頃から俳優活動をスタートさせ、2018年には日本映画『タイヨウのうた』のハリウッドリメイク版である『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』で、ベラ・ソーンが演じたヒロインであるケイティと心を通わせるチャーリー役をオーディションでつかみ取った。自身も挫折を味わいながら、難病をかかえるヒロインを支える青年を熱演し、ファンも急増。『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』では愛しさ全開のキュートな笑顔でファンをメロメロにしたパトリックだけれど、『ダニエル』ではそのイメージを覆す役どころに挑戦。

 本作でパトリックは、主人公ルークにしか見えない“空想上の親友”ダニエルを演じる。

画像: 注目の俳優パトリック・シュワルツェネッガー

“イマジナリー×スリラー”映画『ダニエル』

 両親の離婚によって孤独な幼少期を過ごしたルークは、ダニエルという名の自分以外には見えない親友と心をかよわせていた。ある事件をきっかけに、そんな“空想上の親友”を封印したルークだけれど、時が経ち、不安と孤独にさいなまれるようになり、ふたたびダニエルを呼び起こす。カリスマ性に溢れ、美しく魅惑的なダニエルは、以前のようにルークの唯一の理解者となるが、ルークの生活にも変化が。すべてが順調に進み、ルークはダニエルを必要としなくなるが、ダニエルはそれを許さない。君は、何かがおかしい。ダニエルは次第にルークを支配しようと動き出す…。

 ルークに優しく寄り添い人懐っこい笑顔を見せる一方で、不気味な笑みを浮かべながら異常行動を繰り返すダニエル。パトリックは、妖艶さの中に危険なオーラを漂わせてルークを支配し離そうとしないダニエルという困難な役柄を見事に演じきった。ちなみに、パトリックは劇中で父に負けない肉体美も披露している。

 2021年2月5日より公開される映画『ダニエル』は、見逃せない1作となっている。(フロントロウ編集部)

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