ディズニー『リトル・マーメイド』の実写版
1989年に公開されたディズニーアニメーション『リトル・マーメイド』の実写版の制作が進められている。2019年7月に、姉妹デュオであるクロイ&ハリー(Chloe x Halle)のハリー・ベイリーが主人公のアリエル役に抜擢されたことが発表され、その他のキャストには、エリック王子役にジョナ・ハウアー・キング、アリエルの親友の魚のフランダー役にジェイコブ・トレンブレイ、カモメのスカットル役にオークワフィナ、アリエルの父で“海の王”であるトリトン役にハビエル・バルデム、アースラ役にメリッサ・マッカーシーがキャスティングされたと伝えられている。
『リトル・マーメイド』の制作も、多くの映画やドラマと同様に新型コロナウイルスの影響で中断されていたけれど、9月にはハリーが、すでにサントラアルバムを収録したと報じられた。その収録がいつ行なわれたものかは定かでないが、現在のところ、『リトル・マーメイド』の公開予定日に変更はなく2021年11月となっている。
アースラ役メリッサ・マッカーシーの意気込み
そんななか、アースラ役のメリッサが、米トーク番組『Watch What HappensLive(原題)』に出演。「『リトル・マーメイド』は、もしすべてが…安全ならば、1月にロンドンで撮影が再開される予定で、とても楽しみ」と話し、撮影が目前に迫っていることを明かした。
メリッサといえば、シリアスなものから笑えるものまで幅広い演技力を見せてきたけれど、これまで行なってきたパフォーマンスや、映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』や『ゴースト・バスターズ』といった代表作により、コメディ俳優として人気が高い。そしてアースラ役としても、多くの観客を笑わせてくれるようだ。ファンを期待させる、こんな思いを話した。
「アースラには本当に愛着があるの。彼女が悪役なのは分かってるけど、いつも『オーマイゴッド』って感じになっちゃう。だって、彼女を演じるのってオイシイよね。私の心にあるクラブの芸人になった感じで演じてる。ただただ楽しい。度を越してしまうことはないし、見るのが楽しみ」
アースラ役はオイシイ。メリッサがそう言い切ったことで、『リトル・マーメイド』が悪役すらも面白いキャラクターとして描き、すべての子供たちが楽しめる作品になることを感じさせる。『リトル・マーメイド』の実写版、せめて予告編だけでも早く見たい!(フロントロウ編集部)