濃い色リップを使いこなしたい!
2020年の秋冬メイクも、シックで深みのある「オレンジブラウン」や「ボルドーレッド」などの“濃い色のリップ”が大人気。
落ち着いた色合いの多い秋冬ファッションとも相性が良く、こなれ感たっぷりの色気を演出してくれると、コーデのアクセントとして取り入れる人も多い。
しかし、濃い色のリップは、意外とキレイに仕上げるのが難しく、いざ普段のメイクに取り入れてみると、口紅だけ浮いてしまったり、アイメイクでバランスを取ろうとしたら、顔全体が濃くなってしまった経験、誰しも一度はあるのでは?
そんな濃い色のリップをつけるときによくあるメイク悩みをプロが解決。深めのリップカラーでも上手に使いこなせる“ひと手間テクニック”を紹介した。
先に“リップメイク”から始める
一般的に、ベースメイクを仕上げたら、次にアイメイクに移動することが多いけれど、濃い色のリップをつける場合、ひとまずアイメイクはスキップ。というのも、先にアイメイクを施してしまうと、濃い色のリップをつけたときに、全体の印象が濃くなることが多いから。
アメリカ発のコスメブランドLipstick Queenの創業者のポピー・キング氏は「濃い色の口紅をするときに、アイメイクまで濃くしてしまうと、少し主張が強くなるかもしれない」と米Total Beautyで説明。濃い色のリップを主役にするときは、アイメイクを少し控えめに仕上げるのが理想なのだそう。
しかし、先にアイメイクを仕上げてしまうと、リップをつけた“後”に調整するのは難しく、最悪の場合、時間をかけて作ったアイメイクを落とすことになるという。
そのため、アイメイクとリップメイクをバランス良く仕上げるためにも、先にリップメイクから仕上げて、あとからアイメイクをするのが断然オススメ。こうすることで、アイメイクが濃くなることなく、顔全体のバランスが整ったメイクに仕上がるとポピーは言う。
リップブラシでふんわり発色させる
もうひとつのコツは、リップブラシを使って塗ること。リップをつけるとき、唇に直接口紅を塗る“直塗り”をする人も多いけれど、濃い色のリップのときは、リップブラシのほうがオススメなのだとか。
その理由について、ポピーは「ほとんどの口紅は、リップブラシで塗ると発色がソフトになるの」と説明。ふんわりとナチュラルに色づくので、リップが不自然に肌から浮くのを防いでくれるそう。また、リップブラシを使ったほうが色味の調整もしやすく、好みの仕上がりに近づけることができるとも付け加えた。
秋冬のメイクを彩ってくれる濃い色のリップ。上手に使いこなして、こなれ感たっぷりのオシャレ顔をゲットしてみて。(フロントロウ編集部)