2020年7月にこの世を去った、人気ドラマ『glee/グリー』の俳優ナヤ・リヴェラを追悼して『glee/グリー』のキャストらが寄付金を集めることを発表した。(フロントロウ編集部)

ナヤが亡くなって早5ヵ月

 米現地時間の7月8日、当時4歳の長男ジョージ―と泳ぎに出かけたカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のピルー湖で消息が不明になり、捜索開始から5日が経った7月13日に遺体となって発見されたドラマ『glee/グリー』のサンタナ役で知られるナヤ・リヴェラ

画像: ナヤが亡くなって早5ヵ月

 ファンおよびキャストらがナヤの死に心を痛めるなか、事故から約4ヵ月が経った11月に遺族はジョージーの名前で、ナヤの不法な死と遺族の精神的苦痛を理由にカリフォルニア州ベンチュラ群をはじめ、湖があるユナイテッド・ウォーター・コンサベーション・ディストリクト、そして湖を管理団体パークス・アンド・レクリエーション・マネジメントを起訴するという出来事があった。

『glee/グリー』のキャストらが募金活動

 それから約1ヵ月後に、次は『glee/グリー』のキャストたちが動いた。ナヤは毎年Snixxmas(イケてるクリスマス)と名づけたクリスマスパーティーを行なっており、毎年ホリデーシーズンには社会にお返しをしていたという。とくにナヤはアレクサンドリア・ハウスという、貧困やDVなどが原因で行き場をなくした女性と子供たちが安全に住める場所を提供し、支援する団体を熱心にサポートしてきた。

 そのため、ナヤがこの世を去ってしまったことを受け、『glee/グリー』キャストらはナヤのレガシーを引き継ぎ、アレクサンドリア・ハウスのために寄付金を募ることをそれぞれのインスタグラムで発表。

 クラウドファンディングのサイトであるGoFundMeにて、すでに募金活動はスタートしているものの、なんと開始から1日足らずで世界中から2,000人以上が参加し、すでに目標であった550万円(5万ドル)を突破。目標金額はさらに引き上げられたけれど、現在も続々と寄付金が集まっており、830万円(約7万6,000ドル)以上が集まっている。

 ナヤが亡くなってもなお、『glee/グリー』のキャストや仲間たちはナヤのレガシーを引き継ぎ行動に移し、ファンもその行動に応え、いかにナヤが愛されていたかを証明した。

(フロントロウ編集部)

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