※この記事には、『ターミネーター:ニュー・フェイト』のネタバレが含まれます。
賛否両論の『ターミネーター:ニュー・フェイト』
2019年に公開された映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、『ターミネーター2』の正当な続編と位置づけられ、シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に復帰。これを1作目とした3部作の構想もあり、ジェームズは3作目までのプロットも出来上がっていると米Colliderのインタビューで明かしていた。
サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンとジョン・コナー役のエドワード・ファーロングが復帰したこともあり、公開前には大きな話題となっていた本作だけれど、興行成績が思ったより振るわなかったことで、続編の話は立ち消えなのではないかという見方も強い。
グレースはどうやって続編に登場するのか?
そんな本作で、人類の滅亡を救うために未来から送り込まれた戦士のグレースを演じたマッケンジー・デイヴィスは、興行成績が振るわなかったのはシリーズが長くなり、観客が疲れてしまったからだと分析。続編に関しても、観客が求めていることを考えるべきだと話していた。
一方でグレースといえば、本作の最後で命を落とす。そのことから、3部作の計画において、今後グレースはもう登場しないということなのかと疑問に思ったファンも少なくないけれど、そういうことではないよう。米ポッドキャスト『Happy Sad Confused(原題)』のなかで、マッケンジーが続編の構想について明かした。
「時間軸に関わるものになるはずだった。別のタイムラインを探るという。つまり、(グレースが)蘇ることはないけれど、彼女は未来から来たのだから…」
『ターミネーター』シリーズでは、未来を変えるために過去を変えるという考え方が多く採用されているため、物語の舞台となる時代は多岐にわたる。そのことからグレースも、蘇る必要なくふたたび登場する計画だったよう。続編が見たいというファンも少なくないけれど、果たしてグレースの姿をスクリーンでふたたび見ることはあるのだろうか。(フロントロウ編集部)