今海外で、頭に装着するだけで睡眠やストレスの悩みに働きかけるという「ヘッドバンド型デバイス」が話題になっている。今後日本でもトレンドになりそうなヘッドバンド型デバイスとは?(フロントロウ編集部)

海外で人気上昇中のヘッドバンド型デバイスって?

 世界的にヘルスケアの意識が高まっている今、多彩な機能を搭載したスマートウォッチをはじめ、続々と新たなヘルスケアデバイスが登場しているけれど、新たに海外でブームとなっているのが、頭に装着して使用するヘッドバンド型デバイス。

 このヘッドバンド型デバイスは、毎年ラスベガスで開催される世界最大級を誇る電子機器の展示会「ザ・インターナショナル・コンシューマー・エレクトロニクス・ショー 2019(CES)」で3つのブランドが展示したのを皮切りに注目度が急速に高まり、今や数多くのブランドから発売されている話題のアイテム。

 この最新デバイスの注目ポイントは、睡眠やストレスなど脳と関連性の高い悩みを改善してくれること。睡眠の質の低下やストレスは、どちらも心身に悪い影響を及ぼすものだけれど、忙しい現代社会ではもはや切っても切り離せないもの。そんな現代人が多く抱える悩みに、デバイスを装着するだけでアプローチしてくれるという。

画像: 海外で人気上昇中のヘッドバンド型デバイスって?

 一体どんな方法で脳にアプローチするのかが気になるところだけれど、じつは今のところブランドごとにアプローチ方法はバラバラ。それぞれの研究によるメソッドで快眠やストレス解消をサポートしている。そこでヘッドバンド型デバイスのなかでも注目を集めている2つの製品をご紹介。

高度な振動機能でアプローチする「コーヴ(Cove)」

 ハーバード大学の科学研究によって生まれた「コーヴ(Cove)」という製品は、耳の後ろに特定の振動を与えることで睡眠の質を向上したりストレス軽減に働きかける。この製品は、神経に振動を与えて脳に信号が伝わることで、不安に打ち勝つ脳の領域が活性化し、質の高い眠りやストレスの解消を促す効果があるという。開発の際に行なわれた臨床実験では、参加者の93%がストレスの軽減、90%が睡眠の質が向上したと回答するなど、多くの人がその効果を実感している。

脳波を細かく測定する「ミューズ・エス(Muse S)」

 米大手IT企業のIBMやアメリカ航空宇宙局(NASA)の研究でも使用される技術を搭載したヘッドバンド型デバイス「ミューズ・エス(Muse S)」は、睡眠中の脳波や呼吸、心拍数を細かく測定して改善につなげたり、連動したイヤホンから睡眠に効果的な音声が流れたりすることで睡眠の質の向上に働きかける。さらには睡眠だけでなく、瞑想状態やリラックス状態に入るのをサポートする機能や仕事や運動の集中力を高める機能もある。

 この2つのアイテムのほかにも、耳では認識できない周波数の音を流すことで睡眠を向上してくれる製品など、さまざまなアイテムが登場。最先端のテクノロジーで、良質な睡眠やストレスの軽減をサポートするヘッドバンド型デバイスは、今後さらに人気のアイテムとなりそう。

 ヘッドバンド型デバイスは、日本で購入できるものもあり、価格の相場はおよそ3万円から5万円ほど。気になる人はぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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