俳優のアマンダ・サイフリッドが、映画の失敗を恐れてあるマーベル作品への出演を断っていたことを明らかにした。(フロントロウ編集部)

マーベル作品への出演を断っていたアマンダ・サイフリッド

 映画『マンマ・ミーア』シリーズや『レ・ミゼラブル』などへの出演で知られる、ハリウッドを代表する人気俳優の1人であるアマンダ・サイフリッド

画像1: マーベル作品への出演を断っていたアマンダ・サイフリッド

 先にあげた2作品の他にも、『ジュリエットからの手紙』や『親愛なるきみへ』をはじめ数々の人気作品でメインキャストを務めるなど、映画界の第一線で活躍し続けてきたアマンダだけれど、引く手あまただった彼女は過去に、とある超大作への出演を断っていた。

 それは、2014年に公開されたマーベルのMCU作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。彼女は、ガーディアンズの一員であるガモーラ役を演じる話があったものの、それを自ら断ったのだという。アマンダが辞退したガモーラ役は、最終的にはゾーイ・サルダナが演じることとなった。

画像2: マーベル作品への出演を断っていたアマンダ・サイフリッド

ガモーラ役を辞退した理由に言及

 今回、アマンダは米The Hollywood Reporterのポッドキャスト「Awards Chatter」に出演。そのなかで、当時、ガモーラ役を辞退した理由について言及した。

 最終的にはおよそ850億円(7億7,200万ドル)の世界興行収入を売り上げ、2014年に公開された映画として3番目の興行成績を収めた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だけれど、アマンダは当初、木に知性が与えられた地球外生命体であるグルートや、アライグマの姿をしたロケット・ラクーンなど、個性的過ぎるキャラクターたちによるヒーロー集団を描いた同作は、興行的な成功を収められないのではないかと考えていたという。

 「マーベル史上初めての大失敗に終わった作品の一部にはなりたくなった」とアマンダはポッドキャスト「Awards Chatter」で告白している。「私はこう言ったの。『喋る木とアライグマについての映画なんて誰が観たがるの?』って。言うまでもなく、私は完全に間違っていたわけだけどね」と続けて語り、成功は収められないとした自身の予測が完全に外れたことを認めた。

 あくまでも「脚本は素晴らしかった」と前置きした上で、出演を引き受けなかった理由について、「『失敗した人』みたいになるのが嫌だったっていうだけ」とアマンダ。「ハリウッドというのは、ああいう大作に出演してもし失敗しようものなら、許してくれない場所なの。他の人たちがそういう目に遭ったのを見てきたし、それが本当に怖かった。出演する価値はあるかな? っていうことを考えてた」と振り返り、興行的に失敗してハリウッドに居場所がなくなってしまうことを恐れていたと告白した。

 アマンダが当初懸念を示していたグルートとロケット・ラクーンには、共に人気俳優が息を吹き込んでおり、『ワイルド・スピード』シリーズで知られるヴィン・ディーゼルがグルートを、『アリー/ スター誕生』などで知られるブラッドリー・クーパーがロケット・ラクーンを演じている。

ガモーラを演じたくなかったもう一つの理由

 アマンダは今年6月にも、緑色の肌を持つガモーラ役を辞退したことについて言及しており、米Comicbookとのインタビューで、2011年からの映画『X-MEN』の新三部作で青色の肌をしたミュータントであるミスティークを演じたジェニファー・ローレンスの話を例に出しながら、ガモーラを演じたくなかった理由について次のように明かした。

画像: ガモーラを演じたくなかったもう一つの理由

 「私がマーベル映画をあまり観ない人間だからこそ、こう思うんでしょうけど、『緑にはなりたくない。すごく大変だから』っていうことを思ってた」とアマンダ。

 「ジェニファー・ローレンスが昔、青色になるのにどれだけ時間がかかったか話していたのを思い出したの。『そんなの地獄』って私は思った。だって、メイクをした後でセットへ行って、数時間だけ撮影に望んだ後で、何もかも落とさないといけないんだから。それが(辞退した)理由」と彼女は語り、毎回、緑色のメイクをするのに多くの時間を費やすのが嫌で、ガモーラ役を引き受けなかったと明かしていた。(フロントロウ編集部)

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