ドラマ『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』の主演俳優エル・ファニングに、フロントロウ編集部がリモートでインタビュー。本作の魅力や撮影の裏話など、様々なエピソードを語ってもらいました!(フロントロウ編集部)

『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』の見どころのひとつは大胆な濡れ場

 海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて2021年2月15日から独占日本初放送がスタートする、ドラマ『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』の見どころのひとつは、主人公のエカチェリーナを演じるエル・ファニングや、劇中で彼女の夫を演じたニコラス・ホルトによって繰り広げられる濃厚なセックスシーン。

画像1: Copyright © 2021 MRC II Distribution Company, L.P.

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 本作の撮影では、MeTooムーブメントがきっかけで需要が高まっている、インティマシー・コーディネーターと呼ばれるセックスシーン専門のコーディネーターを起用。インティマシー・コーディネーターと一緒に仕事をするのは今回が初めてだったというエルは、その存在に大きく助けられたことを明かした。

 「エカチェリーナの人生において、セックスはとても重要なものだった。彼女にはたくさんの恋人がいて、自由なセックスをして、時代の先を行っていたと思う。私たちはそれを番組に取り入れたかったの。ニック(ニコラス・ホルト)が演じるピョートルの淫乱な要素もね。この作品でインティマシー・コーディネーターと一緒に仕事をしたんだけど、そういう人と仕事をするのは初めてだった。彼女は私たちと一緒にシーンの振り付けをしてくれて、みんなが快適に過ごせるように、ものすごく安全で自由な環境を作ってくれた。だから、私たちはある種、周りを気にすることなく存分に恥ずかしい思いをすることができて、自由に、安心して演じることができた。 相手役がニックとセバスチャン(セバスチャン・デ・ソウザ)だったこともラッキーだったと思う。エカチェリーナにとって、この2人とのセックスは内容が大きく異なる。例えば、ピョートルの場合、拒絶されるばかりで、2人のあいだにロマンスはない。けれど、セバスチャンの場合、彼のキャラクターはとても愛に満ちているから、それを美しく表現したかった。だから、コーディネーターとはその二面性を見て、相談しながら色々と決めたの。(セックスシーンの相手役とは)お互いにとても安心感があったし、恥ずかしがらずに演じることの重要性を実感した。それが一番大事だと思う」

画像: 『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』の見どころのひとつは大胆な濡れ場

 「性に奔放」という印象ばかりが先行し、「馬とセックスをしようとして死んだ」という都市伝説的なウワサまであるエカチェリーナ。エルはそんな彼女に同情すると同時に、本作を通して彼女がそれ以上の存在であったことを人々に知ってもらいたいと話す。

 「何が悲しいかって、私は彼女のことを知っていた。ロシア皇后であることはもちろんのこと、誰もが知っているように、例の噂についても知っていた。馬の話も聞いたことがあったけど、それはとてもひどいことで、社会の残酷さを示していると思う。あの噂が彼女の功績をなきものにした。彼女が何を成し遂げて、国のために何をしたのか。彼女が現世に残したもののあるべき姿は、あんな噂じゃない。私は彼女のことをちゃんと教えてもらえなかったかな?学校で習ったのかな?少しなら知っている人は多いのかもしれないけど、私はあまり知らなかった。だから、この作品を通じてたくさんのことを学んだし、人々にもたくさんのことを教えていると思う。じつは、劇中で例の噂について面白い方法でほのめかしているけど、彼女の人生はそれだけじゃない。だから、彼女が輝ける時間を得られたことを嬉しく思う」

ドラマ『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』の“グレイト”なところは…

 ちなみに、ドラマのタイトルである『THE GREAT』にちなんで、本作のグレイト(素晴らしい)なところをたずねてみたところ、こんな答えが返ってきた。

 「ショーの“グレイト(素晴らしい)”なところ?うわー、たくさんある。第10話の撮影に入った時、とても誇りに思ったし、達成感を感じた。あのエピソードの最後の瞬間、彼女が女性として成長し、本領を発揮する姿は、私が最も誇りに思っていることかもしれない。まさしく“グレイト”だと思った。 でも、彼女にはまだ多くの側面がある。これは私たちが考えていることのひとつなんだけど、彼女にはまだやっていないことがたくさんあるの。この作品の美しいところは、運命を全うすることで、それがテーマでもある。自分がそう思ったら必ず成し遂げるということが、つねに彼女の心のなかにはある。それがエカチェリーナの運命で、彼女はロシアを美して寛容な、民主的な場所だと感じてる。私はこの作品のそういうところが大好き。とても美しいメッセージだと思う」

画像2: Copyright © 2021 MRC II Distribution Company, L.P.

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 最後に、エルは日本のファンに向けてこんなメッセージを語ってくれた。

 「日本の人たちが、私が演じるエカチェリーナを気に入ってくれて、作品を愛してくれて、あわよくば笑って泣いて、何かを学んでくれることを願ってる。この作品はコメディだけど、大きな賭けでもある。すごくドラマチックな部分もあるから、そういった部分を楽しんでもらって、イッキ見してもらえればいいなと思う。トータルで10時間だけど、あっという間だよ。だから、“続きが早く見たくてしょうがない”って思ってくれたら嬉しいな」

 これまでの歴史ドラマとは違ってブラックな要素が盛り込まれたドラマ『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』は、海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて2021年2月15日(月)22時(※)より独占日本初放送スタート! 
※2ヵ国語版が毎週月曜22時から、字幕版が毎週月曜24時から放送される。

画像3: Copyright © 2021 MRC II Distribution Company, L.P.

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公式サイト
https://www.superdramatv.com/lineup/SNN000004741.html

『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』あらすじ
理想を夢見るロマンチックな少女エカチェリーナは、気まぐれな皇帝ピョートルとお見合い結婚するためロシアへやってくる。愛に溢れた輝かしい生活を思い描いていたエカチェリーナだったが、一歩足を踏み入れるとそこは危険で堕落に満ちた保守的な世界だった。
やがてそんな世界を変えようと決心する彼女。そのために彼女が唯一しなければならないのは、夫を殺し、教会を打ちのめし、軍隊を黙らせ、宮廷を味方につけること。
愛に生きる女性、教師、統治者、友人、ファイターなど一生を通して様々な顔を見せてきた女帝エカチェリーナを、時に史実を交えながら現代風に再現した“フィクション”ストーリー。

(フロントロウ編集部)

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