『ブレイキング・バッド』でウォルター・ホワイトを演じたブライアン・クランストンが、演じる役に求めてしまう性格とは?(フロントロウ編集部)

ブライアン・クランストンが惹かれる役柄

 ドラマ『ブレイキング・バッド』で主役ウォルター・ホワイトを演じたブライアン・クランストンが、ふたたびクライムサスペンス作品に主演した。

 全10話からなるドラマ『Your Honor(原題)』でブライアンが演じるのは、判事のマイケル・デシアート。そんなマイケルの息子アダムがひき逃げ事故を起こしてしまい、ある青年が命を落とした。それは、凶悪な犯罪組織のトップであるジミー・バクスターの息子…。マイケルは息子を守るために行動し始めるが、嘘と欺瞞、不可能な選択を迫られるゲームが始まってしまった。

 あらすじだけでおもしろそうな『Your Honor』だけれど、予告編を見れば、ブライアンが良い演技をしていることが分かる。ブライアン自身も本作への出演を楽しんだようで、そこには、ブライアンがマイケルというキャラクターを気に入っていたことが理由にあるよう。ブライアンは米ETのインタビューでこう明かした。

 「いつも傷ついたキャラクターを求めてしまうんだ。基本的には良い人だけど道に迷っていて、精神に致命的な欠陥があるようなね。そのキャラクターは正しい判断をすることも多く、マシな人間になろうとしてる。それが視聴者をセンチメンタルにする理由じゃないかな」

ブライアンが考えるウォルターとマイケルの違い

 ブライアンの説明は、ウォルターとマイケルを非常に良く説明しているといえる。ブライアンはこれまでにコミカルなキャラクターも演じてきているけれど、求めるキャラクター像にそのような条件をあげたことから、ウォルターやマイケルには人一倍思い入れがあるのかもしれない。

 とはいえ、もちろんウォルターとマイケルというキャラクターには大きな違いがあるそうで、ブライアンはこう分析した。

 「『ブレイキング・バッド』では、ウォルター・ホワイトが選ぶ道は念入りにデザインされていただろう。『Your Honor』では、マイケル・デシアートは息子を守るために衝動のままに動き、瞬時に決断しなくてはいけない。これは僕からしてみれば明らかに違うポイントで、だから(2人を演じ分ける時に)とくに問題は感じなかった」

 『Your honor』は、アメリカで12月6日より放送が開始された。(フロントロウ編集部)

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