映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板した俳優のジョニー・デップが、元妻で俳優のアンバー・ハードを映画『アクアマン』のキャスティングから外すよう働きかけていたことがわかった。(フロントロウ編集部)

ジョニー・デップは元妻の『アクアマン』出演に反対だった

 これまでに数々のヒット作で主演を務めてきた俳優のジョニー・デップが、元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを2019年日本公開の映画『アクアマン』のキャスティングから外すよう、自身の姉でプロデューサーのクリスティ・デンブロウスキーを通じて製作・配給元のワーナー・ブラザースに働きかけていたことを米The Hollywood Reporterが報じている。

 ご存じの方も多いと思うが、今年11月、アンバーへのドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)を報じた英紙との名誉毀損裁判でジョニーが敗訴したことをうけて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの製作・配給元であるワーナー・ブラザースがジョニーにグリンデルバルド役を辞退するよう要請。それに応じたジョニーは、後日、自身のインスタグラムに投稿した直筆のメッセージを通じて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板したことを発表した。

 同メディアが入手したこの名誉毀損裁判の資料によると、ジョニーがクリスティに送った手紙には「彼女をワーナー・ブラザースの映画(=『アクアマン』)から降ろしてほしい」と書かれていたそうで、ジョニー本人がアンバーの『アクアマン』出演を阻止しようとしたことを裁判で認めたという。

画像: ジョニー・デップは元妻の『アクアマン』出演に反対だった

 結果的にジョニーの根回しは失敗に終わり、アンバーは『アクアマン』への出演を果たしたが、ジョニーの『ファンタビ』降板騒動をうけて、一部の人たちから「アンバーも『アクアマン』の続編への出演を辞退すべき」といった声が上がっており、降板を求める署名活動も行われている。

 ただし、アンバー本人は『アクアマン2(仮)』の降板を完全否定しており、「SNS上の仕組まれたキャンペーンや風評は、現実には何の根拠もないものばかりだし、(キャスティングが)そういったものに左右されることはない。本当のファンが『アクアマン』と『アクアマン2』を実現させてくれた」と反論すると同時に、「前作があれだけの熱狂を呼んだんだから、アクアマンとメラは確実に戻ってくることになると思う。(続編の)撮影が楽しみでならない」と、続編出演への意欲を米Entertainment Weeklyのインタビューで語っている。(フロントロウ編集部)

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