姿を消してから半年以上経ってようやく話題に
アメリカのマクドナルドのメニューから「サラダ」が無くなっていたことがわかった。1987年に初めてアメリカのマクドナルドで発売されたサラダは、とくにヘルシー志向の人たちから高い支持を得ていた。
米Business Insiderによると、コロナ禍の今年3月下旬、マクドナルドは作業の効率をアップさせることを名目にサラダやグリルチキン、ヨーグルトなどの“不人気メニュー”の販売を取りやめ、朝マックのメニューを終日注文できるオールデイ・ブレックファストも廃止。かれこれ9ヵ月以上経った今も販売再開の目処はたっておらず、このまま二度と戻ってこない可能性も指摘されている。
ただし、残念なことに、ほとんどの人たちはサラダが無くなっていたことに気づいていなかったようで、最近になってようやくこの件が取り沙汰されると、ネット上には「サラダ無くなってたんだ(笑)」「あってもなくてもどっちでもいい」といったなんとも薄情なコメントが。
その一方で、今回、メニューから排除されてしまった商品はすべて、健康を重視する人たちのあいだでは人気の商品だったこともあり、マクドナルドが掲げる方針と“矛盾している”との声もある。
というのも、「健康に悪い」「環境に悪い」など色々と悪評が絶えないファストフード業界では、昨今、ファストフードもよりヘルシーでエコに生まれ変わることが求められており、マクドナルドもその流れに乗って、100%植物由来の代替肉を使用した新作バーガー「マックプラント(McPlant)」を2021年に発売することを発表しているから。
マクドナルドはサラダが「戻ってくる」とも「戻ってこない」とも言っていないので、メニューからなくなった時と同じように、気がついたら戻っていたなんてこともあるかもしれないが、果たして。(フロントロウ編集部)