そもそも、コントロールカラーとは?
コントロールカラーとは、地肌とは異なる色で補うことで、肌のくすみ、クマ、赤み、ニキビ跡などを補正するアイテムのことで、肌悩みに合わせてピンク、オレンジ、グリーン、パープル、イエローなどさまざまな色が使われている。
しかし、モデルのマーサ・ハントや女優のオリヴィア・ワイルドを手がけるセレブメイクアップアーティストのシンドル・コマロフスキーによると、コントロールカラーは「色選び」以外にも、気をつけたい点がいくつかあるという。
シンドルは「一般的に、肌のくすみやシミ、クマを隠すのには、“サーモンピンク”や“ピーチ”が、鼻の周りや頬の赤みには、“グリーン”のコントロールカラーが使われる。他にもいろんな補色があるけれど、それより重要なのは“塗り方”のほうかな」と米Into The Glossで明かしている。
コントロールカラーは“順番”が超重要
シンドルによると、コントロールカラーを使うときに、最も大切なことはベースメイクを塗る“順番”。この順番が違うだけで、ベースメイクの仕上がるが段違いに変わるという。
オススメの塗り方は、コントロールカラーをファンデーションの間に挟むこと。シンドルは「先にファンデーションや色つきの保湿剤を薄くのせてから、その上に補色用のコントロールカラーをのせる。そして、(コントロールカラーを)のせた場所にだけファンデーションをつけて仕上げるのがベスト」とアドバイス。
こうすることで、コントロールカラーの色が浮くことなく、より自然な仕上がりになるのだとシンドルは説明する。
ただし、コントロールカラーをのせたあとに、すぐさまファンデーションやコンシーラーを重ねるのはNG。色が混ざりあってしまい、せっかくの補色効果を半減させてしまうことがあるそう。
そんなときに試してみたいのは、コントロールカラーをのせたあとに1分ほど放置すること。肌にピタッと密着して、最大限の補色効果を発揮してくれるという。より密着させたい場合は、コントロールカラーをのせたところに、ほんの少しだけルースパウダーをつけてみるのもオススメ。ただパウダーの量が多いと厚塗り感が出てしまうため、塗りすぎには注意して。
最後に、シンドルは「コントロールカラーを使うときは、必ず必要な部分にだけ少しずつ塗り重ねること」と強調。コントロールカラーの量に比例して、ファンデーションやコンシーラーの量も増えてしまうため、ちょっと少ないかな?ぐらいの量でちょうどいいという。
ベースメイクに仕込むだけで、簡単に透明感あふれる美肌を叶えてくれるコントロールカラー。まだ使っていないという人は、これを機にぜひチャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)