なんでも手に入るコストコだけれど、「タバコ」だけは売っていない! その理由が闇。(フロントロウ編集部)

コストコにタバコは売っていない?

 サーモンやロティサリーチキンなど、ビッグサイズな食材がお得に購入できるうえ、衣料品や家電まで売っていることで、欲しいものがほとんど手に入るとして、会員制でありながらアメリカでは約550の店舗が、日本では27店舗が展開されているコストコ。

 しかしそんなコストコでも、手に入りづらい商品があるのをご存知だろうか? その商品とは、タバコ。

 タバコと聞くと、健康に悪いからというのが販売しない理由だと考えられやすい。事実、アメリカの大手ドラッグストアCVSヘルスは、人々の健康のためにという企業の方針に対して、健康に悪いタバコの販売は矛盾しているとして、2014年にタバコの販売を中止している。

 しかし、コストコがタバコの販売を中止してきた理由はそこではないよう。過去にコストコのスポークスパーソンは、こうコメントしている。

 「タバコはマージンが非常に低いんです。そして、盗みに遭う可能性が高い」

画像: コストコにタバコは売っていない?

 ただでさえマージンが低いタバコが、さらに頻繁に盗まれていたらたまったもんではない。コストコは全店舗でタバコの販売を中止しているわけではないけれど、半数以上の店舗でタバコは取り扱っていない。一方で、コストコ・ビジネスセンターではタバコの取り扱いは続いている。

 スポークスパーソンは別の要因として、「自治体の規則によっては、人件費もかかりますしね」と話し、タバコの置きスペースを別の商品のために使ったほうが良いと考えたとした。

コストコは狙われやすい?

 スポークスパーソンが話したタバコの盗みとは、万引きのことを指していると思われるけれど、コストコでは大胆不敵な強盗事件が過去に何度か起こっている。2020年1月深夜には、イリノイ州にあるコストコに3人の男がドアを壊して侵入。お縄となった。

 また、2019年10月には、来客に多くを用意する倉庫型の大きい店舗を逆手に取った犯罪も。ある男は、営業時間中にジョージア州にあるコストコの店舗内に入ると、そのまま約5時間隠れたまま、店舗から人がいなくなるのを待った。そして誰もいなくなった店舗から、宝石を盗み出した。その価値、なんと約140万円!

 警察から話を聞かれたコストコの従業員は、店舗に誰か残っているとは気がつかなかったと話し、また事件を担当した警察官も、このような事件は初めてだと米CNNに話している。(フロントロウ編集部)

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