シンガーのビリー・アイリッシュの幼少期から現在までの軌跡を追うドキュメンタリー映画『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』の予告編が公開された。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュのドキュメンタリー映画が公開へ

 2019年にリリースしたデビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』が大ヒットしたシンガーのビリー・アイリッシュは、史上最年少の18歳で女性として初めて、第62回グラミー賞の主要4部門(年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲、最優秀新人賞)を制覇するという偉業を成し遂げた。

 2020年から2021年にかけて予定されていた世界ツアーは、残念ながら新型コロナウイルスの世界的蔓延の影響により中止となってしまったが、パンデミック禍では兄でシンガーのフィネアスと共作した「my future」と「Therefore I Am (ゆえに我あり)」の2曲を発表。2021年公開予定の映画『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で、一流アーティストの証ともいえる主題歌(「No Time To Die」)を担当し、映画公開前にもかかわらず、第63回のグラミー賞の最優秀映像作品楽曲のノミネートを果たすなど、ビリーの快進撃は止まる気配を見せない。

画像: ビリー・アイリッシュのドキュメンタリー映画が公開へ

 地球温暖化や政治参加、人種差別や体型批判、若者の自殺といった社会問題にも意見や疑問を口にし、自身が抱えるメンタルヘルスの問題に関しても、音楽やSNSでの発言などを通して赤裸々に明かしてきたビリー。しかし、彼女の実態はミステリアスな雰囲気を身にまとい続けており、その深層が明かされることはない。

 そんなビリーの知られざる内側を知ることができるドキュメンタリー映画『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている(原題:『Billie Eilish: The World’s A Little Blurry(原題)』)が、Appleオリジナルのビデオサブスクリプションサービス、Apple TV+で配信されることが9月にティーザー映像とともに発表されたが、この度、その待望の予告編が公開された。


予告編にはビリーの「素顔」がいっぱい

 米『Vogue』編集長のアナ・ウィンターとファッション誌で最も重要とされる「9月号」の製作の裏側を追った2009年公開のドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』や、元アメリカ副大統領ディック・チェイニーについてのドキュメンタリー『The World According to Dick Cheney (原題)』で手腕を振るったR・J・カトラー監督が指揮をとった『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』。

 約2分間の予告編では、ビリーが兄でコラボレーターであるフィネアスと無邪気に戯れる姿や、念願だった運転免許所を取得する様子、さらに、「自分の部屋のベッドで寝るとモンスターが出てきそうで怖いから」という理由で両親のベッドで寝ていると告白する様子も。コンサートのステージから「私たちは、二度とこの瞬間に戻ることはできないんだから、今この瞬間に集中しよう」と観客たちに熱いメッセージを送る様子や幼い頃のホームビデオの映像など、盛りだくさんな内容を予感させる映像がお披露目された。

 オフィシャルの解説では、同作がビリーのシンガーソングライターとしての成長を追った物語であること、世界的スターへと駆け上がる模様、ツアーの裏側、楽曲制作やレコーディングの内幕、愛する家族たちとの様子などもカバーしていると説明されている。

 Apple TV+での正式な配信日は米現地時間の2月26日に決定。さらに同日から劇場での公開もスタートする。(フロントロウ編集部)

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