マーベルの新作コミックのなかで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場するピーター・クィル/スターロードがバイセクシャルであることが公表された。(フロントロウ編集部)

スターロードはバイセクシャルであることが明らかに

 『I Shall Make You a Star-Lord(日本語に訳すと、「私が君をスターロードにしよう」の意)』とタイトルがつけられたマーベルコミック『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の最新刊で、ガーディアンズの一員であるスターロードことピーター・クィルがバイセクシャルであることが描かれた。

画像: MCU映画でスターロードを演じる俳優のクリス・プラット。

MCU映画でスターロードを演じる俳優のクリス・プラット。

 英Digital Spyなどによれば、新たに発売されたコミックでは、ピーターがモリナスと呼ばれる惑星で、女性のヒューマノイドであるアラディアと男性のヒューマノイドであるモースの2人と150年を過ごす様子が描かれているそう。ピーターは最初の12年間を共に過ごした後で、2人と共にポリアモリー(※)の関係を築くという。

※同時進行で複数の愛を育むことを認める考え方。

 コミックでは、ピーターが「もう10年以上が経過した。真実を認める時だね。モリナスは僕のホームだ。君たちは僕のホームなんだ」と語った後で、3人で風呂に入る様子が描かれている。

 「2人とも、僕を受け入れてくれてありがとう」とピーターが続けて語ると、男性ヒューマノイドであるモースは「おめでとう、ピーター・クィル。昔の君は終わったんだ。生まれ変わったんだよ。僕らのやり方を学ぶ準備ができたね」と応じている。

MCU作品でスターロードのセクシャリティはどうなる?

 今回、バイセクシャルであることが原作で判明したスターロードだけれど、今後、映画版のMCU作品でクリス・プラットが演じるスターロードのセクシャリティがどう描かれていくかについては現時点で判明していない。

画像: MCU作品でスターロードのセクシャリティはどうなる?

 映画版としては、現時点で公開日は明らかになっていないものの、2014年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と2017年公開の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の両作で指揮をとったジェームズ・ガン監督のもとで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』が制作されることが決定しているほか、クリスは、現在オーストラリアで撮影が進められている『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』にスターロードとして出演することが決定している。

 ちなみに、LGBTQ+であることが明らかになったマーベルのキャラクターはスターロードが初めてではなく、『マイティ・ソー』に登場するヴァルキリーもバイセクシャルであるほか、ロキはジェンダーが流動的であるジェンダー・フルイドであることが明かされている。(フロントロウ編集部)

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