テイラー・スウィフトと恋人のジョー・アルウィンの絆の深め方が、普通のカップルとは少し違う。(フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフトが恋人と共作した曲の共通点

 7月にリリースした8thアルバム『フォークロア(Folklore)』の姉妹アルバムである9thアルバム『エヴァーモア(Evermore)』をリリースしたばかりのシンガーのテイラー・スウィフトは、『女王陛下のお気に入り』や『ハリエット』といった映画賞を賑わす作品に出演する俳優のジョー・アルウィンと交際をスタートしてから、2020年の秋で4年目を迎えた。

 熱愛が発覚した当初から、ジョーとの恋愛について極力秘密にしてきたテイラーだが、ここ最近ジョーについて語る機会が増えている。というのも、テイラーが新型コロナ禍で極秘に制作し、サプライズリリースした『フォークロア』の楽曲制作にジョーがミュージシャンとして携わったから。

画像: テイラー・スウィフトが恋人と共作した曲の共通点

 「ウィリアム・バウリー」という偽名を使い、「Exile(エグザイル)」と「Betty(ベティ)」の2作をテイラーと共作したジョーは、『エヴァーモア』ではタイトル曲である「Evermore(エヴァーモア)」、「ChampagneProblems(シャンパン・プロブレムズ)、「Coney Island(コニー・アイランド)」の3曲の制作に携わっており、「エヴァーモア」では得意なピアノの音色を奏でている。

 発表されているものだけでも5曲をテイラーと一緒に生み出したジョーだけれど、そのどれもに共通する点があることにお気づきだろうか?

 じつは、2人が一緒に作った曲はすべて、“悲しい曲”。

 パンデミック禍で一緒に過ごす時間が増え、順調に愛を紡いでいる2人とは真逆のような、悲恋やせつない思い出、複雑な胸の内などが題材となっている。


“悲しい曲”が大好物

 テイラーとジョーが作った曲がすべて「悲しい曲」なのは、2人が、そろって悲しい曲が好きだから。

 Apple Musicのソングライター・オブ・ザ・イヤーに選ばれたテイラーは、ラジオDJのゼイン・ロウとのインタビューで、とくに悲しい曲である「ChampagneProblems」に言及。

「幸せな恋愛をしている君のような人が、どうやったらあんな曲を書けるんだい?」と聞かれると、ジョーとは、一緒に楽曲制作に取り組む以前から「音楽を通じて絆を深めてきた」「好きな音楽の好みが似ていて、彼が教えてくれた曲が自分のお気に入りの曲になったこともある」と語ったうえで、「ジョーと私は本当に悲しい曲が大好き。だから、一番悲しい曲が出来上がったの。うまく説明できないけど、私たちはとにかく悲しい歌が好きなんだよね」と、お茶目に笑いながら答えていた。


悲しすぎる曲「Champagne Problems」って?

 「Champagne Problems」は、家族ぐるみで付き合いがあった恋人からのプロポーズを断るという苦渋の選択をした女性の心情を歌っており、どうしても相手の気持ちには応えられない複雑さや“自分よりも、もっと良い相手を見つけてほしい”と相手の幸せな将来を願うフレーズも登場する。

 このことから、リリース直後、一部では、これまでに何度も、ジョーと極秘で婚約または結婚したのではないかというウワサがささやかれてきたテイラーが、ジョーからプロポーズされたのに、断ってしまったのではないかと、2人の関係を心配する声もあった。

 しかし、テイラーいわく、あくまでも架空のストーリーを軸に作った曲だそうで、テイラーは、いつかライブができるようになったら、観客たちが自分と一緒に「彼女なら愛らしい花嫁になれたのに/頭がイカれてるなんて残念だね」といった歌詞を口ずさんでくれるのを楽しみにしていると飄々とApple Musicのインタビューで語っている。


パンデミックがなかったらジョーとのコラボもなかった

ジョーがピアノを弾いて伴奏のメロディを考え、自分がそれをベースに歌詞や歌のメロディを考える、という方法で曲作りを行なったことを明かしたテイラー。

 「彼はいつも楽器をひいてるんだけど、全然、戦略的な感じではないの。『僕、今、曲を作ってるんだぜ』みたいな感じはない」と、ジョーは何も計算したりせずに、ただ自由に音楽を楽しんでいると話したが、もしパンデミックの影響によるロックダウンが起こらなければ、ジョーと音楽でコラボすることなどなかったかもしれないとも話した。

画像: パンデミックがなかったらジョーとのコラボもなかった

 テイラーは、「でも、(ジョーとコラボできたことは)すごく良かったと思ってる。私たちは、『Exile』もすごく誇りに思ってるし」、「私が彼と一緒に曲を書くためにしたことは、胸をえぐるような、心が粉々に砕け散ってしまうような物語を考えて、歌詞を生み出すことだった」とも振り返っている。

 話はジョーのペンネームに戻るが、「ウィリアム・バウリー」という名前は、テイラーではなく、ジョーが自分で考えたものだそう。米トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』とのインタビューで由来を尋ねられたテイラーは、「それはジョーの物語だから、彼に聞いてみて」と質問をかわしていた。(フロントロウ編集部)

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