Photo:ゲッティイメージズ,ニュースコム
映画『スター・ウォーズ』シリーズのキャラクター、ボバ・フェットを演じた俳優のジェレミー・ブロックが亡くなった。(フロントロウ編集部)

『スター・ウォーズ』元祖ボバ・フェット役ジェレミー・ブロックが死去

 SF映画『スター・ウォーズ』シリーズの『エピソード5/帝国の逆襲』と『エピソード6/ジェダイの帰還』で人気キャラクターのボバ・フェットを演じたイギリス人俳優のジェレミー・ブロックが死去。

 米TMZによると、ジェレミーの訃報を最初に明かしたのは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で若き日のボバ・フェットを演じた俳優のダニエル・ローガンで、その後、妻モーリーンと3人の息子たちが、死因が過去数年にわたって闘病していたパーキンソン病を含む合併症であることを声明を通じて公表した。

 現在は役者を引退し、ロンドンにある自宅で生活していたジェレミーは、愛する家族に見守られながら息を引き取ったという。

画像: 2008年のスクリーム・ティキ・コンにて

2008年のスクリーム・ティキ・コンにて

 『スター・ウォーズ』シリーズの劇中では、“ボバ・フェット”としてマスクを脱いだ顔を見せることはなく、スーツアクター的な役割を担ったジェレミー。しかし、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』ではシェキル中尉、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』ではジェレモック・コルトン艦長役を顔出しで演じた。

 同シリーズ以外では、母国BBCのテレビドラマや『007 オクトパシー』ほか2作のジェームス・ボンド関連映画にも出演した。


ボバ・フェット人気再燃のタイミングでの悲報

 ディズニーのストリーミングサービス、ディズニープラス(Disney+)で配信中の『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』のシーズン2では、ファンだけでなく、ジョージ・ルーカス監督も愛したキャラクターであるボバ・フェットが18年ぶりに登場し、大きな話題に。

 同作では、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で、ボバ・フェットのオリジナルクローンであるジャンゴ・フェット役(ボバにとっては父親に相当する存在)を演じた俳優のテムエラ・モリソンがボバ・フェットを演じているが、あまりの人気の高さに、ボバ・フェットを主人公としたスピンオフの制作のウワサが浮上するほどとなっている。

 ボバ・フェットの人気が再燃する中での元祖ボバ・フェット役ジェレミーの訃報には、世界中の『スター・ウォーズ』ファンたちが悲しみの声を上げている。生前、コミックコンベンションやファンイベント等に参加する機会が多かったジェレミーだけに、SNS上では、彼と一緒に撮影した写真を公開して追悼の言葉を述べるファンも相次いでいる。

画像: ボバ・フェット人気再燃のタイミングでの悲報

 『スター・ウォーズ』は、旧3部作でダース・ベイダーを演じたデヴィッド・プラウズが11月下旬に、新型コロナウイルスによる合併症で、85歳でこの世を去ったばかり。(フロントロウ編集部)

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