映画『ワンダー・ウーマン 1984』の主演俳優ガル・ガドットが、ワンダーウーマン役で出演した映画『ジャスティス・リーグ』をめぐる騒動で調査員から聴取を受けたことを明らかにした。(フロントロウ編集部)

『ジャスティス・リーグ』をめぐる騒動をおさらい

 以前、フロントロウでもお伝えしたが、昨年7月、『ジャスティス・リーグ』にサイボーグ役で出演した俳優のレイ・フィッシャーが、ザック・スナイダー前監督の後任を務めたジョス・ウェドン監督の現場での不適切な言動を告発。「『ジャスティス・リーグ』における、ジョス・ウェドンのキャストやクルーに対する現場での扱いは酷く、虐待的で、プロ意識に欠ける、到底受け入れがたいものでした。彼がそのままでい続けられたのは、ジェフ・ジョーンズやジョン・バーグによるところが大きい」として、ウェドン監督だけでなく、彼の横暴な振る舞いを容認していたプロデューサーのジェフ・ジョーンズ氏とジョン・バーグ氏についても非難した。

画像: 『ジャスティン・リーグ』でサイボーグを演じたレイ・フィッシャー。

『ジャスティン・リーグ』でサイボーグを演じたレイ・フィッシャー。

 その後、『ジャスティス・リーグ』の製作・配給元のワーナー・ブラザースは第三者機関を通じて調査に乗り出し、今年12月、声明文を通じてすべての調査が終了したことを報告。それを受けて、レイは自身のツイッターで「従業員とパートナーのために、包括的で公平な職場環境を構築することを実行に移してくれたことに感謝します」としたうえで、「さらなる対話と解決策を見つける必要があります」と、ややトゲのあるコメントを残した。

 また、レイはワーナー側が調査終了を報告する際に、「是正措置を取った」と発言したことに対しても思うところがあったようで、「すでに実施されたものもあれば、まだこれからやるべきこともある」と指摘。調査終了によって表向きは決着がついたものの、レイにとっては不満の残る結果となった。

ガル・ガドットも調査員から事情を聞かれていた

 当時の現場の状況を知るにあたって、レイ以外の出演者にも聞き取り調査が行われていたようで、映画『ワンダーウーマン 1984』の主演俳優であり、ワンダーウーマン役で『ジャスティス・リーグ』にも出演していたガル・ガドットも調査対象のひとりであったことが明らかに。

 詳しい内容は明かさなかったものの、「彼らが徹底的に調査を行なったことは私も知ってる。私もかなり長い時間を費やしたから」と、長時間もしくは長期間にわたって聴取を受けたことを、つい先日、米Varietyのインタビューで明かしたガル。ただし、レイが苦言を呈した“是正処置”についてはガルも心当たりがないそうで、「私もそれがどういう意味なのかはわからない。それによってどうなるのか知りたい」と語った。

画像: ガル・ガドットとレイ・フィッシャーを含む『ジャスティス・リーグ』の出演者たち。

ガル・ガドットとレイ・フィッシャーを含む『ジャスティス・リーグ』の出演者たち。

 ちなみに、ガル自身もウェドン監督とのあいだに何らかのトラブルがあり、上層部に直談判して解決してもらったことを、以前、米LA Timesのインタビューで告白している。(フロントロウ編集部)

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