ドミノ・ピザをネットで注文すると画面に表示されるピザトラッカーの情報は正確じゃない!? 信ぴょう性を確かめるための検証とその結果が利用者たちをザワつかせている。(フロントロウ編集部)

ピザトラッカーに“ある疑惑”が浮上

 大手宅配ピザチェーンのドミノ・ピザをネットで注文したことがある方なら一度は目にしたことであるであろう、ピザトラッカー。注文の受け付け完了と同時に表示されるピザトラッカーは、「トッピング」→「オーブン焼成」→「焼き上がり」→「配達もしくは店舗での受け取りOK」という、注文を受けてからピザが完成するまでの大まかな工程の進み具合を、リアルタイムで知らせてくれる便利な機能として知られる。

 注文を完了する前に、大体の目安となる焼き上がり時間などを教えてくれるので、「ピザトラッカーは見ない」という人もいるかもしれないが、初めて見た時は「ついつい完成するまで見届けてしまった」なんて人も結構多いのではないだろうか。でも、ピザトラッカーはどれほど正確なのか? その信ぴょう性に疑問を抱いた米Mel Magazineの記者が、少し意地悪な検証を行なった結果、驚きの事実が明らかに。

 男性記者が訪れたのは、アメリカ国内にあるドミノ・ピザの某店舗。店員に怪しまれないように店内で飲食するための商品を注文したあと、今度はスマホに入っているドミノ・ピザのアプリを使って自宅宛てにピザのデリバリーを手配し、店内から作業の様子を監視したところ、準備の時点ですでにズレが…。男性記者がオーダーしたピザが実際にオーブンに入れられたのは、ピザトラッカーの表示が「オーブン焼成」に切り替わった約5分後。

 その後、ピザトラッカーは「焼き上がり」「配達」へと順調に駒を進めていったが、この男性記者いわく、「焼き上がり」と表示された時にはまだオーブンに入れてから1分しか経っていなかったそうで、当然、「配達」に切り替わった時もまだピザはオーブンの中だった。しかし、そこから驚異の追い上げを見せ、ピザトラッカーとの誤差約3分で男性記者が注文したピザは店を出発したという。

画像: ピザトラッカーに“ある疑惑”が浮上

 過去にその信頼性と正確さを疑う声があがった際、米ドミノ・ピザ側は「ピザトラッカーは事実であり、実際の店舗のオペレーションに基づいたものです」と声明を発表していたが、Mel Magazineは、今回の検証結果をもとに、ピザトラッカーはリアルタイムではなく、“各工程に要する推定時間を表示したもの”である可能性が高いと伝えている。

 ちなみに、今回の検証は米ドミノ・ピザの1店舗のみで行なわれたものなので、アメリカ国内にあるほかの店舗や日本のドミノ・ピザでも同じ結果が出るとはかぎらない。(フロントロウ編集部)

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