英アマゾンが、荷物を届ける際に「余計なこと」をして配達先の住人の気分を害した配達員を“解雇した”と発表した。(フロントロウ編集部)

原因は伝票に残された“余計なひと言”

 プライム会員であれば、基本的に送料無料でお急ぎ便やお届け日時指定便が使い放題になるほか、特典で動画配信サービスのAmazonプライム・ビデオも利用できることから、コロナ禍でさらに需要が高まっている大手通販サイトのアマゾン(Amazon)。そんなアマゾンの配達員と荷物を受け取った住人のあいだに、ちょっとしたトラブルが起きていたことがわかった。

画像1: 原因は伝票に残された“余計なひと言”

 英Daily Mailによると、イギリス在住の50代の男性がアマゾンで商品を注文したところ、荷物を受け取る際、普段は何も聞かれないのにこの日は配達員から生年月日を聞かれたという。しかし、個人情報の流出を恐れた男性はその要求を拒否。その時は何事もなく終わったが、あとでアマゾンのアプリで配達伝票を確認したところ、“配達完了”を知らせる欄に「クソ野郎(Dick Head)に渡した」と記載されていた。

画像2: 原因は伝票に残された“余計なひと言”

 あとになって、注文した商品がカービングナイフ(※調理された肉を切り分けるときに用いられる大きいサイズのナイフ)だったため、成人かどうか確かめるために年齢確認を行なったことに気づいたという男性。けれど、男性いわく、配達員からそういった説明は一切なかったそうで、質問に答えなかった自分も悪いが、「質問するまでもなく、誰が見ても私は18歳以上だ。彼(配達員)は私があのメッセージを見るとわかってて書いたんだ。でなかったらあんなことを書くはずがない」とDaily Mailの取材で怒りを露わにした。

 その後、男性からのクレームを受けて、アマゾンは当該の配達員を解雇したと発表。「今回報告があった件は容認できるものではなく、配送サービス業者の基準と顧客へのサービスの基準のどちらも満たしていません。私たちはこの問題を真剣に受け止めています。今後、あの配達員が私たちと一緒に仕事をすることは二度とないでしょう。被害にあったお客様に真摯に対応する所存です」と、声明文を通じて謝罪した。(フロントロウ編集部)

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