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以前ラッパーのエミネムが未発表曲でリアーナとクリス・ブラウンのドメスティック・バイオレンス(DV)事件に触れ、クリスの肩を持ったことに対して新曲「Zeus」の中で謝罪した。(フロントロウ編集部)

エミネムのリアーナディス事件

 2019年11月に突然、Redditユーザーが「(SNIPPET) Eminem - Things Get Worse(Rihanna Diss)/訳:(スニペット)エミネム―シングス・ゲット・ワース(リアーナのディス)」というタイトルの7秒間の音源をリーク。

 その楽曲は、2011年にリリースされた、エミネムがB.o.B.とコラボした楽曲「シングス・ゲット・ワ―ス(Things Get Worse)」の未完成版と言われており、そのなかに収められた「もちろん俺はクリス・ブラウンの味方だ/俺だってあのビッチをぶん殴るだろう」という歌詞が物議を醸し出すことに。

画像1: エミネムのリアーナディス事件

 この歌詞は、2009年のグラミー賞授賞式の前夜にクリス・ブラウンが当時の恋人リアーナに、顔が腫れあがるほどの暴行を加えて逮捕・起訴されたドメスティック・バイオレンス(DV)事件についてのものと捉えられた。そのため、あたかもエミネムがDV加害者であるクリスを擁護するように聞こえる歌詞が含まれていたため炎上。

画像2: エミネムのリアーナディス事件

 その後エミネムの広報を担当するデニス・デンニーが、リークした音源について米XXLに「エミネムが収録した後、あの音源はボツになり、彼が新しい歌詞に書き換えた。エミネムとリアーナが良好な関係を築いているのは明確である」と説明して事態は収束したけれど、今回エミネムが新曲でこの件について正式に謝罪した。

エミネムがリアーナに謝罪

 12月18日にエミネムが、2020年1月にリリースした『Music to be Murdered By(ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ)』に収録されなかった16曲のB面を追加したアルバム『Music To Be Murdered By – Side B 』をサプライズで発表。

 そのアルバムに収録されている、ホワイト・ゴールドをフィーチャリングに迎えた「Zeus」という曲が注目を集めることに。「Zeus」ではなんとエミネムが「心の底から謝るよ、リアーナ」「リークされた曲に関しては謝るよ、リー(※リアーナの愛称)/君を悲しませるつもりはなかった」とラップして曲の中で謝罪。

 リアーナとエミネムはこれまで楽曲「Love The Way You Lie(ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ)」や「Numb(ナム)」、「The Monster(ザ・モンスター)」などで何度もコラボした仲。そんなリアーナのことを悲しませたエミネムは、ラッパーならではの方法で謝罪し、リアーナのディス事件に自ら終止符を打った。(フロントロウ編集部)

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