プロが教えるボリュームリップのつくり方
唇をボリュームアップさせるには、リッププランパーを塗ったり、リップフィラーを注入したりといった方法が人気だけれど、メイクのテクニックで瞬時にボリューミーに見せる方法もある。
どんな風に錯覚を取り入れるのか、唇をボリューミーに見せる簡単なテクニックを3つご紹介。
唇の真ん中に光沢感をプラス
メイクで唇をふっくらと見せる近道となるのが、立体感があるように見せること。とはいえ使うのは特殊なアイテムではなく、ラメやパール入りのリップグロスやハイライト、白のリップライナーのうちどれかひとつ。
メイクアップアーティストのヒラリー・クラインは、「唇の中心だけにラメやパール入りのリップグロスやハイライト、白のリップライナーを塗ると、簡単に立体感が出てボリュームアップさせられるよ」と米メディアMarie claireでコメント。
光沢感のあるグロスやハイライト、白のリップライナーには、光を反射する効果があるため、真ん中だけに取り入れることで膨らんでいるように錯覚させることができる。それにより、立体的に見えるのだという。またこのテクニックを取り入れるときは、唇全体にリップを塗った後に行なって、仕上げに指でなじませることも大切なポイントだそう。
唇のすぐ下に影をつくる
光沢感とは反対に、影をつくり出すことで立体感があるように錯覚させる方法もある。
ヒラリーは、「シェーディングやブロンザーを持っているなら、唇のすぐ下の真ん中部分に塗ってみて」とアドバイス。この1ステップを取り入れると、唇の下に影ができるため、ほんの少しくぼんでいるように見えるのだとか。それにより唇の膨らみが強調され、ボリューム感をアップさせることができる。ただし、濃く入れすぎると不自然に見えることもあるため、塗ったあとには指でなじませることをお忘れなく。
リップはヌードカラーをチョイス
唇をボリュームアップして見せるには、選ぶリップのカラーもじつは重要。ヒラリーによると、ヌードカラーや淡いピンクなど元々の唇の色に近い色がもっともふっくらと見せられるカラーなのだという。なぜなら、これらのカラーは膨張色と呼ばれ、目の錯覚によりふっくらと見える効果があるから。
反対に唇を薄く見せてしまうのが、収縮色とも呼ばれ、引き締まった印象を与える暗い色や濃い発色のリップ。このカラーを使いつつ唇をふっくらと見せたいときには、ハイライトやグロス、シェーディングなどを効果的に使うとよさそう。
唇をボリューミーに見せる簡単な裏ワザ。ぜひ、手持ちのコスメを使って真似してみて。(フロントロウ編集部)