2016年に公開されたMCU映画『ドクター・ストレンジ』の続編である『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』の撮影が一時的に中断されたと報じられている。

『ドクター・ストレンジ』続編が撮影中断

 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』で大活躍した、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジによる単独映画『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』。

 当初は前作からメガホンを取っているスコット・デリクソンが監督を務める予定だったけれど、制作段階での意見の相違や対人関係の問題などを意味する「クリエイティブ・ディファレンス」を理由に辞退。スコットのかわりにサム・ライミが抜擢され、2022年3月25日の公開に向けイギリスで撮影が開始されていたけれど、イングランド全体のロックダウンにより撮影が一時的に中断されたと報じられた。

エリザベス・オルセンが状況を語る

 そして『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』に参加することが決定しているスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンが、撮影地であるイギリスからリモートでトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演すると「ここでは病院が圧迫されているので、落ち着くまで私たちは仕事に戻れない。だからここで安全に過ごしている。そして仕事ができていることに感謝している。ディズニーは隔離生活中も私を忙しくさせてくれているから」と撮影が中止になるも忙しく過ごしていることを明かした。

 9月頃には、様々な映画やドラマの撮影が再開されていたけれど、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』のように中断を余儀なくされた作品もあり、ロサンゼルスで行なわれていたドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』も撮影が中断されているとScreen Rantが報じている。

 イングランド全体のロックダウンだけでなく、全世界で再び新型コロナウイルスの感染者が増加しているため、今後さらに再び撮影が中断される作品が増えるとの見方が強い。

(フロントロウ編集部)

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