退任を控えたトランプ大統領、懲役10年の可能性あったリル・ウェインらに恩赦

追記（2021年1月20日）
　アメリカのドナルド・トランプ大統領が、大統領としての任期最終日となった現地時間1月20日、恩赦と減刑を与える140人を超えるリストを発表。米CNNなどの報道によれば、リストにはリル・ウェインとコダック・ブラックの名前も含まれていたとのことで、トランプ大統領は、銃や弾薬を所持していた容疑で最長で懲役10年が課される可能性があったリル・ウェインに恩赦を与え、銃器に関連した罪で懲役に服しているコダック・ブラックに減刑を与えたという。（フロントロウ編集部）

ドナルド・トランプ大統領がリル・ウェインらに恩赦か

（2021年1月8日）アメリカのドナルド・トランプ大統領が米現地時間1月20日に自身の4年間の任期にあたって、大統領の権限で刑罰の取り消しや減刑を与える恩赦のリストを準備していると米Bloombergが報じた。

　米Bloombergによれば、このリストでは、トランプ大統領が自分自身に恩赦を与える可能性があることも明らかになっているほか、自身の側近や家族らの名前と並んで、ラッパーのリル・ウェインやコダック・ブラックの名前もリストアップされていることが判明したという。

　リル・ウェインは2020年11月、2019年12月に自身のプライベートジェットから銃や弾薬が出てきた事件で、フロリダ州南部地区の連邦検事によって起訴されている。リルは最長で懲役10年を言い渡される可能性があり、現地時間1月28日に行なわれる審問でその判決が言い渡される予定となっている。リルは2007年にも銃所持で有罪となり、この時は懲役8ヶ月の実刑判決を下されていた。

　リルは2020年に行なわれた大統領選で共和党のトランプ現大統領を支持してきたことで知られており、トランプ大統領と会合の場も設けていた。

リル・ヨッティからのお願いでコダック・ブラックに恩赦か

　一方、サウス・フロリダ出身のラッパーで、ブルーノ・マーズとのコラボでも知られるコダック・ブラックは、暴行や性犯罪、ドラッグに関する罪などこれまでに数々の罪を犯してきた問題児として知られており、2019年に銃器に関連した捜査で嘘をついたとして有罪となり、現在は懲役46ヵ月の刑に服している。

　コダックをめぐっては、ラッパーのリル・ヨッティが先日、トランプ大統領に宛てて「減刑される権利がある」とツイートしており、トランプ大統領がこのお願いを聞き入れた可能性もある。

　一方、リル・ウェインは昨年、トランプ大統領への支持を表明したことが原因でガールフレンドでモデルのデニース・ビドーと破局したことが報じられている。米TMZなどの報道によれば、元恋人であるデニースは選挙戦が始まった当初から民主党の次期大統領であるジョー・バイデン氏と、次期副大統領のカマラ・ハリス氏を支持してきたといい、リルとは政治観が相入れなかったという。（フロントロウ編集部）

リル・ウェイン、ドナルド・トランプ大統領の支持をめぐって恋人と破局か - フロントロウ -海外セレブ情報を発信

ラッパーのリル・ウェインがアメリカ大統領選で共和党のドナルド・トランプ現大統領への支持を表明したことを受けて、ガールフレンドと破局したと報じられている。（フロントロウ編集部）

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