<2021年3月21日>レイ・フィッシャーの演技に称賛集まる
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が、HBO Maxで配信開始となり、サイボーグ役のレイの演技に称賛が集まった。
レイと同じくジョス・ウェドン監督を告発したカリスマ・カーペンターや、コリ・ブッシュ下院議員がレイにメッセージを送り、レイも感謝の気持ちを綴っている。
��❤️ Thank you friend ❤️�� https://t.co/rt4Uhjaa8K
— Ray Fisher (@ray8fisher) March 20, 2021
Thank you Congresswoman @CoriBush!
— Ray Fisher (@ray8fisher) March 20, 2021
You’re a true hero for the people and I’m grateful to know you��#Snydercut https://t.co/j6ETK6G1Wm
<2021年3月19日>ザック・スナイダー監督、サイボーグのためにもっと行動すべきだった
スナイダー監督は、米Esquireのインタビューで、レイが演じたサイボーグがメインの映画の制作を進めなかったことを後悔していると明かした。
「『ジャスティス・リーグ』を撮る前に、サイボーグの映画を作ることをもっと進めなかったのをすごく後悔してる。ワンダー・ウーマンとアクアマンには、そのソロ映画を作るためにすごく尽力したからね。そしてサイボーグにもそうすべきだったと心から思ってる。映画(『ジャスティス・リーグ』)の最後には彼もまた際立っていたからね。準備ができている。そして、じつは、サイボーグの映画が作られることは考えなくても分かることだと思っていたんだ。分かるだろう?当然のことのように思えた」
<2021年3月14日>ザック・スナイダー監督がついにコメント
元々の『ジャスティス・リーグ』の監督であり、その制作途中でジョス・ウェドン監督にバトンを渡したスナイダー監督は、評価が低いウェドン監督作品を見たファンから、スナイダー監督版を熱望され、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』を制作した。
数年越しに発表となった作品について監督にインタビューした米The New York Timesは、そのなかでウェドン監督に対する告発についても質問。スナイダー監督は、こうコメントした。
「みんな、僕に電話をして、撮影がどれだけ大変なものになっているかと文句を言うなんてことしたがらなかった。しかし振り返ってみると、僕はみんながそのようなことを経験しなくてはならなかったことを残念に思うか?思うね。みんなは僕の友達だし、素晴らしい俳優で、強い人だ。みんなは健全な環境でケアされてほしい」
<2021年2月27日>レイ・フィッシャーのコメントに調査員が反論
黒人スーパーマンのプロジェクトが進められていることを受けて、レイ・フィッシャーが、ふたたびDCフィルムズのウォルター・ハマダ社長とワーナー・ブラザースを批判。
Do ya’ll remember that time Walter Hamada and @wbpictures tried to destroy a Black man’s credibility, and publicly delegitimize a very serious investigation, with lies in the press?
— Ray Fisher (@ray8fisher) February 27, 2021
But hey, Black Superman...
A>E
レイのコメントを受けて、ワーナー・ブラザースだけでなく、『ジャスティス・リーグ』の調査を担当した元連邦判事のキャサリン・B・フォレストも、米Varietyを通して反論した。
ワーナー・ブラザースは、「またしても『ジャスティス・リーグ』の調査を巡って、私たちのエグゼクティブや企業に対して間違った主張がなされています」とし、ハマダ社長などのエグゼクティブが調査に介入した証拠は発見されず、ワーナー・ブラザースもウソをついていないとしたうえで、「そのような主張は止め、生産的に進み始める時です」と、暗にレイへメッセージを送った。
そしてフォレスト氏は、「『ジャスティス・リーグ』の調査にウォルター・ハマダが介入したという主張が続けられていることに落胆しています」とし、複数回の面談のうえでハマダ社長の主張の信頼性を確認したことや、彼が提供した情報は有益なものであったことを明かした。
レイはこれらのコメントに対し、ハマダ社長は介入“しようとした”のであり、自分がそうさせなかったと反論。介入がなかったとすることは、意図的に誤解を招くものだとしている。
<2021年2月10日>ジョス・ウェドン監督への告発相次ぐ
レイ・フィッシャーが最初に告発したジョス・ウェドン監督が手掛けたドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜』、そしてスピンオフドラマ『エンジェル』に出演したカリスマ・カーペンターが、ジョスを告発。今でも彼の行動が原因で苦しんでいるとした。
彼女によると、共演者やスタッフの前で、体重について文句を言われたり、彼女の宗教的な信仰をバカにされたり、誹謗中傷をされたという。さらに、なんと妊娠したことを伝えた時には中絶の予定はないかと聞かれ、最終的には彼女が出産した直後に解雇された。また妊娠中には、嫌がらせとして深夜の撮影をセッティングされたとしている。
— charisma carpenter (@AllCharisma) February 10, 2021
カリスマの告発を、共演者のサラ・ミシェル・ゲラーも支持。「『バフィー』に参加できたことは誇りに思っているけれど、ジョス・ウェドンとは一生仕事をしたくない。今は家族を育て、パンデミックを乗り越えるために集中しているから、今の時点ではこれ以上のコメントは出さない。でも、虐待のサバイバーとともにいるし、その人たちが声をあげていることを誇りに思う」とした。
さらに、ミシェル・トラクテンバーグも2人をサポート。赤字を使い、強い姿勢で、「私たちは彼が何をしたか知っている。撮影。の。裏側で」と、語気を強めた。そしてアンバー・ベンソンも、カリスマが言うようにトラウマに苦しんでいるとし、「あの頃に多くの傷をつけられ、私たちの多くは、20数年が経った今でも苦しんでいる」と明かした。
カリスマがジョスを告発した理由には、レイがジョスを告発したことがあると言い、彼女のツイートには、「# IStandWithRayFisher(レイ・フィッシャーを支持する)」というハッシュタグがつけられた。このハッシュタグは、『ジャスティス・リーグ』でレイと共演したジェイソン・モモアも投稿したことがある。
これを受けてレイは、カリスマを守ろうと呼びかけ、「物事は変えられる」とツイート。また、第三者機関を通じて行なった『ジャスティス・リーグ』の調査を妨害したとレイが主張するDCフィルムズのウォルター・ハマダ社長は、彼女たちにも謝罪すべきだとした。
Charisma Carpenter is one of the bravest people I know.
— Ray Fisher (@ray8fisher) February 10, 2021
I am forever grateful for her courage and for her lending her voice to the Justice League investigation.
Read her truth.
Share her truth.
Protect her at all costs.
“It is time.”
A>E#IStandWithCharisma https://t.co/XcT8OnAfbV
<2021年1月15日>レイ・フィッシャー、ザック・スナイダー監督への愛
泥沼化したレイとワーナー・ブラザースとの対立。しかし元をたどれば、『ジャスティス・リーグ』のメガホンがザック・スナイダー監督からジョス・ウェドン監督に渡されたことがある。
『ジャスティス・リーグ』が2017年に公開されてから4年。2021年に、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』がHBO Maxでついに公開されることになったけれど、もしスナイダー監督が2作目を作ることがあれば出たいかというファンからの質問に、レイがこう答えた。
「もちろん(スナイダー監督からの)電話に出るよ。僕がその電話に出ないことはありえない。(電話に出ないなんて)クレイジーだ。もし彼がただ元気がどうかと電話してきたんだとしても、電話に出る」
<2021年1月15日>レイ・フィッシャー、電話記録を公開
レイが、2020年12月11日に話したという調査員との電話の音声記録を公開。「これが調査の真実、そしてウォルター・ハマダの危険な行動に対する僕の主張の信頼性に繋がると良い」とした。
音声の中では、調査員が「あなたは真摯な人で、約束を守る人でしょう。会社(ワーナー・ブラザース)にはそう伝えました」と言っていることが確認できる。
Here is a clip from my final conversation with @WarnerMedia’s independent investigator on December 11th, 2020.
— Ray Fisher (@ray8fisher) January 16, 2021
Hopefully it lends itself to the truth of the investigation, and to the credibility of my current claims against Walter Hamada’s dangerous behavior.
A>E pic.twitter.com/S96ozzIUD5
<2021年1月14日>ワーナー・ブラザースが決定についてコメント
『ザ・フラッシュ』よりレイが演じるサイボーグの登場がナシになり、レイ本人がファンに向けてそれを認めたことで、ワーナー・ブラザースもコメント。第三者機関による調査は終了したと改めて強調したうえで、レイがハマダ氏が関わる作品には参加しないと発表したため、「私たちのプロダクションは前に進みます」とした。
また、レイがジョス・ウェドン監督を告発した際にあわせて責任を言及した元DCエンターテインメントの代表であるジェフ・ジョーンズは、今後も、ドラマ『Stargirl』や『BATWOMAN/バットウーマン』、『Doom Patrol』、『Superman & Lois』、『Titans』などの作品に携わるという。
加えて、ワーナー・ブラザースの会長でありCEOのアン・サーノフ氏もコメントを発表し、DCフィルムズのウォルター・ハマダ社長を信頼しているとした。
<2021年1月13日>レイ・フィッシャーが『ザ・フラッシュ』に出演しないことを認める
DCEU作品でサイボーグ/ビクター・ストーンを演じたレイ・フィッシャーが、ワーナー・ブラザースから、ウワサされていた『ザ・フラッシュ』からの出演除外が決定したと伝えられたと報告した。
Please Read.
— Ray Fisher (@ray8fisher) January 13, 2021
A>E pic.twitter.com/y51qzMp7bg
「ワーナー・ブラザースから、正式に、私を『ザ・フラッシュ』のキャストから外すという決断をしたと伝えられました。彼らの決断には強く反対しますが、驚くようなことではありません。誤解があるようですが、『ザ・フラッシュ』におけるサイボーグの登場は、カメオ出演よりもかなり大きなものです。ビクター・ストーンがスクリーンに戻ってくる機会を失ったことは悲しいですが、ウォルター・ハマダの行動を(世間に)気づかせたことは、私たちの社会にとってより重要なことだったと証明されるでしょう」
『ジャスティス・リーグ』の撮影現場におけるジョス・ウェドン監督の行動をレイが告発したことから調査が行なわれたが、その調査を、DCフィルムズのウォルター・ハマダ社長が妨害したとして、ハマダ社長の説明責任を問うという意見も綴られている。
<2021年1月7日>サイボーグが『ザ・フラッシュ』から削除のウワサ
レイが、ハマダ社長に関わる作品に参加しないとしたこと、そしてその後に、ハマダ社長の契約延期が発表されたことで、エズラ・ミラー主演のDCEU映画『ザ・フラッシュ』におけるサイボーグの登場シーンが削除されたと報じられた。
レイはこの報道に対して、「私は公に何からも身を引いていない。もしワーナー・ブラザースが、ウォルター・ハマダが『ジャスティス・リーグ』の調査を改ざんした問題に言及せず、『ザ・フラッシュ』から私を取り除くという決断をしたのであれば、その責任は彼らにある。代役を探さず、役を取り除くというアイディアは、世間からの批判を避けるためのものにすぎない」と反論した。
<2020年12月30日>レイ・フィッシャー、作品に参加しない宣言
『ジャスティス・リーグ』の調査が終了した後の2020年年末に、レイがツイッターでこう宣言した。
Walter Hamada is the most dangerous kind of enabler.
— Ray Fisher (@ray8fisher) December 30, 2020
His lies, and WB PR’s failed Sept 4th hit-piece, sought to undermine the very real issues of the Justice League investigation.
I will not participate in any production associated with him.
A>Ehttps://t.co/07OJ74PJra
「ウォルター・ハマダは最も危険なタイプの黙認者だ。彼はウソをついていて、そしてワーナー・ブラザースのPRは、『ジャスティス・リーグ』の調査における根本的な問題をできるだけ避けようとして、9月4日の件を失敗に終わらせた。彼(ハマダ社長)が関わる作品には参加しない」
しかしその後2021年1月5日に、ハマダ社長の契約期間が2023年まで延長されたことが発表された。
<2020年12月18日>ガル・ガドットが調査を受けていたと明かす
映画『ワンダー・ウーマン』に主演し、『ジャスティス・リーグ』でレイと共演したガル・ガドットが、「彼らが徹底的に調査を行なったことは私も知ってる。私もかなり長い時間を費やしたから」と話し、彼女も調査に協力していたことを明かした。
ガルもまた、ウェドン監督と過去にトラブルがあり、上層部にかけあって解決したことを明かしている。
<2020年12月11日>『ジャスティス・リーグ』の調査が終了
ワーナー・ブラザースが、第三者機関を通じて行なった調査が終了したと発表。レイはツイッターで、「従業員とパートナーのために、包括的で公平な職場環境を構築することを実行に移してくれたことに感謝します」としたうえで、「さらなる対話と解決策を見つける必要があります」とコメントした。
<2020年9月8日>ジェイソン・モモアがレイ・フィッシャーを支持
DCEU映画『アクアマン』で主演を務め、『ジャスティス・リーグ』でレイと共演したジェイソン・モモアが、「# IStandWithRayFisher(レイ・フィッシャーを支持する)」というハッシュタグを添えて、レイの写真をインスタグラムに投稿した。
<2020年9月4日>ウォルター・ハマダがレイ・フィッシャーに電話
レイは、DCフィルムズのウォルター・ハマダ社長から電話を受け取ったことを報告。「彼(ハマダ社長)はジョス・ウェドンとジョン・バーグに責任を取らせることで、僕にジェフ・ジョーンズと和解してほしい」と伝えられたとしたうえで、「僕はそうはしない」とした。
しかしワーナー・ブラザース側がレイの発言を否定。ハマダ社長は『ジャスティス・リーグ』の公開後にDCフィルムズの社長に着任しているため、そのようなことを言うことはないとした。さらに、第三者の調査員の面会をレイが拒否していると指摘した。
しかし、ワーナー側のこの主張を、レイがさらに否定。調査員とは8月28日にZoomを使用して話し、面談を早めに切り上げたため詳細をすべては話せなかったものの、面会の機会は間違いなくあったとした。
<2020年7月1日>レイ・フィッシャーがジョス・ウェドン監督を告発
『ジャスティス・リーグ』でサイボーグを演じたレイが、同作の監督であるジョス・ウェドンを告発。あわせて、元DCエンターテインメントの代表であるジェフ・ジョーンズと、元ワーナー・ブラザーズのプロデューサーであるジョン・バーグの責任にも言及した。
「『ジャスティス・リーグ』における、ジョス・ウェドンのキャストやクルーに対するセット上での扱いは酷く、虐待的で、プロ意識に欠ける、到底受け入れがたいものでした。彼がそのままでい続けられたのは、ジェフ・ジョーンズやジョン・バーグによるところが大きい。責任>エンターテインメント」
この2日前の6月29日には、過去にジョスを称賛した自身の発言について、「この発言のすべてを取り消したい」とコメントしていた。
ジョスとジェフは反応していないが、ジョンは「私たちがプロ意識に欠けた行為を見逃していたという事実は一切ありません」と、レイの主張を否定していた。
(フロントロウ編集部)